最年少でヨット世界一周 24歳会社員、30年ぶり更新

AI要約

24歳の木村啓嗣さんが、ヨットによる単独無寄港・無補給の世界一周を230日で達成し、日本人最年少記録を更新した。

以前の記録は57歳の白石康次郎さんによる26歳10カ月で、30年ぶりに更新された。

木村さんは高校時代からヨットに親しみ、海上自衛官を経て世界一周に挑戦した快挙を成し遂げた。

 ヨットによる単独無寄港・無補給の世界一周を目指し、昨年10月に兵庫県西宮市から出航した同市の会社員木村啓嗣さん(24)が約230日の航海を終え、ゴールに設定した和歌山県沖の紀伊水道に到着した。日本人最年少記録を約30年ぶりに更新する快挙。2022年にも挑んだが機械の故障などで断念、2度目の航海で達成した。

 従来の日本記録は海洋冒険家の白石康次郎さん(57)が1994年に達成した26歳10カ月。当時、世界最年少でもあったこの記録を2年1カ月ほど更新した。

 大分県日出町出身。高校時代はヨット部で国体に出場した。卒業後は海上自衛官を経て現在の会社に就職。社長らの支援で世界一周に挑戦した。