立民・吉田氏も税優遇 党支部に5000万円寄付

AI要約

立憲民主党の吉田統彦衆院議員が所得税減免の措置を受けて党支部に寄付を行ったことを明らかにした。

寄付額は約5037万円で、雇用維持のためだと説明された。

税控除に関する問題は自民党の例もあるが、立民代表は吉田氏の寄付が裏金ではないと強調した。

 立憲民主党の吉田統彦衆院議員=比例代表東海ブロック=は7日、自身のブログで、代表を務める党愛知県第1区総支部に寄付を行い、所得税減額の措置を受けていたことを明らかにした。

 党支部の政治資金収支報告書によると、吉田氏の寄付金額は2020~22年で計約5037万円。

 吉田氏は7日、国会内で記者団に対し、寄付は事務所スタッフ10人の雇用を維持するためだと説明。「国会議員歳費でなく、医師、大学教官としての収入、不動産所得を寄付した」と述べ、問題はないとの認識を示した。ただ、具体的な控除額などは明らかにしなかった。

 寄付に伴う税控除は自民党議員で明らかになっており、菅家一郎元復興副大臣は安倍派の政治資金パーティー収入のキックバック(還流)などを寄付して減額措置を受けていた。

 立民の泉健太代表は7日の記者会見で「(吉田氏の寄付の原資は)裏金ではない。お金の性質が違う」と強調した。