「つばさの党」念頭に政治倫理条例、制定へ 埼玉・朝霞市議会

AI要約

埼玉県朝霞市議会の議員有志が、市政治倫理条例を提案。条例は他人の名誉を毀損したり恐怖を与えたりする言動を禁止するもので、東京15区補欠選挙の問題を受けて急きょ提案された。

市議会の全4会派が6日に会見を開き、提案を明らかにした。現在、市議会には「つばさの党」所属の議員もおり、その活動が物議を醸していた。

具体的には、現職議員が選挙活動中にトラブルを引き起こしていたことが問題視されており、市民から苦情も出ていた。

「つばさの党」念頭に政治倫理条例、制定へ 埼玉・朝霞市議会

 埼玉県朝霞市議会の議員有志は6月定例市議会で、議員や候補者が他人の名誉を毀損したり恐怖を与えたりするおそれのある言動を禁じる「市政治倫理条例」を議員提案する。4月に行われた衆議院の東京15区補欠選挙で、党代表や落選した元候補者らが逮捕された「つばさの党」の政治活動が念頭にある。10日開会の市議会の初日で提案し、即日採決する。

 市議会の全4会派の代表者が6日、会見で明らかにした。

 朝霞市議会には全国で唯一の「つばさの党」所属の現職議員、外山麻貴氏(52)がいる。外山氏は昨年12月の市議選で再選。その選挙運動をめぐっては、駅前にのぼりを24時間立て続けたり、駅前に居続けることで他の候補者が街頭演説できなくなったりするなどのトラブルがあり、市民から選挙管理委員会などに苦情が寄せられていた。