「二度と起こしてはならない」大阪市立菅北小でパトロールや訓練 池田小事件23年を前に

AI要約

大阪教育大付属池田小での児童殺傷事件から23年が経過し、大阪市北区の市立菅北小学校で安全対策が行われた。

防犯ボランティアや警察官ら約100人が児童の安全を見守るランニングパトロールを実施し、不審者対応訓練も行われた。

大阪府警の代表は、同様の事件を二度と繰り返さないために学校や地域との連携を強化していく意向を示した。

「二度と起こしてはならない」大阪市立菅北小でパトロールや訓練 池田小事件23年を前に

児童8人が死亡、教員を含む15人が重軽傷を負った大阪教育大付属池田小(池田市)の児童殺傷事件(8日)から23年となるのを前に、大阪市北区の市立菅北(かんぼく)小学校で6日、大人が走りながら安全を見守る「ランニングパトロール」や不審者対応訓練が行われた。

パトロールには防犯ボランティアの大学生や住民、府警と地域防犯協定を結ぶ明治安田生命(西区)の社員ら約100人が参加。「気を付けて帰ってね」と声かけし、下校する児童を見守った。

その後、菅北小の教員は曽根崎署員と不審者が来校した際の対応を訓練。不審者役の警察官に対し、教員は複数人で「職員室にお願いします」などと声をかけながら対応したほか、さすまたの扱いも学んだ。

同署の大薗俊司・生活安全課長代理は「23年前のような凄惨(せいさん)な事件を二度と起こしてはならない。学校や地域と連携し、見守り安全活動を継続していく」と話した。