美濃加茂市議会、前副議長の辞職勧告案否決 豪州市長の娘にセクハラ

AI要約

岐阜県美濃加茂市議会の永田徳男前副議長(71)が姉妹都市の豪州・ダボ市の市長の娘にセクハラ行為をした問題で、市議会で辞職勧告決議案が提案されたが、否決された。

決議案は永田氏の不適切な行動を批判し、即時辞任を求めたが、賛成6、反対8で否決された。

永田氏の妻がダボ市長へ謝罪文を送ったことも明らかになったが、永田氏は妻の行動は自身とは関係ないと述べた。

美濃加茂市議会、前副議長の辞職勧告案否決 豪州市長の娘にセクハラ

 岐阜県美濃加茂市議会の永田徳男前副議長(71)が姉妹都市の豪州・ダボ市の市長の娘にセクハラ行為をした問題で、6日開会の市議会で永田氏に対する議員辞職勧告決議案が議員提案され、賛成6、反対8の僅差で否決された。

 議員2人が提案した決議案は、タボ市長の娘に与えた不快感は極めて大きい▽軽率な行動で市や市議会などに不名誉な傷を残した▽両市の友好関係に影響を与えた――などと永田氏を批判。即時辞任を求めた。

 討論では、賛成の議員が「接待する立場の人が記憶をなくすまで飲酒したのが問題」と指摘。一方、反対の議員は「(問題の行為は)不快感が極めて大きいかどうか疑問」などと永田氏を擁護した。

 散会後、永田氏は報道陣の取材に応じ、永田氏の妻がダボ市長側に謝罪文を送ったことを明かした。これについて永田氏は「あくまで妻が自身で考えて出した」と強調した。【太田圭介】