スズキ本社を立ち入り検査 認証不正3社目、国交省

AI要約

国土交通省が大手自動車メーカー5社の型式指定認証不正に関する立ち入り検査を実施し、スズキ本社でも虚偽記載があったとして行政処分を検討する

スズキは過去の車種でブレーキ試験成績書への虚偽記載が判明し、現行生産車種には不正はないとしている

残るマツダ、ホンダにも国交省が立ち入り検査を予定し、不正のあった車種の安全性や環境性能基準を試験する

 自動車などの大手5社で大量生産に必要な「型式指定」の認証不正があった問題で、国土交通省は6日、道路運送車両法に基づき、浜松市中央区のスズキ本社を立ち入り検査した。結果を踏まえ行政処分を検討する。検査はトヨタ自動車、ヤマハ発動機に続き3社目。

 国交省によると、スズキは過去に生産していた「アルト」でブレーキ試験の成績書に虚偽記載をしていた。現行生産の車種で不正はなく、出荷停止は指示していない。

 国交省は残るマツダ、ホンダにも近く立ち入る。いずれのメーカーも安全性は問題ないとしているが、検査と並行して不正のあった車種が安全や環境に関する性能の基準(保安基準)を満たすかどうか試験する。