元住職らをバールで殴り現金5万円奪った疑い、少年3人を逮捕

AI要約

東京都あきる野市の寺に侵入し、住民を殴って現金を奪う事件が発生。18~19歳の少年3人が逮捕される。

被害者は元住職の80代男性と妻の70代女性。男性は重傷を負い、女性は軽傷。

3人は地元の同級生で、19歳の少年の車を利用して犯行に及んだとみられる。

元住職らをバールで殴り現金5万円奪った疑い、少年3人を逮捕

 東京都あきる野市の寺の敷地内にある住宅に侵入し、住民を殴って現金を奪ったとして、警視庁はいずれも相模原市の18~19歳の少年3人を強盗殺人未遂と住居侵入の疑いで逮捕し、5日に発表した。

 第3機動捜査隊によると、逮捕されたのは会社員の19歳、会社員の18歳、無職の18歳。18歳の2人は「殺すつもりはなかった」と供述し、19歳の少年は黙秘しているという。

 3人は2月12日午前5時ごろ、あきる野市小和田の「広徳寺」敷地内にある住宅に侵入。元住職の80代男性の頭をバールで殴り、妻の70代女性に対して「金を出せ」などと脅し、現金5万円を奪った疑いがある。男性はくも膜下出血など全治2カ月以上の重傷を負い、女性は右手の指に軽いけがをした。

 3人は地元の同級生で、事件当日は19歳の少年の車で現場に向かい、無施錠の玄関から侵入したと同隊はみている。会社員の18歳の少年がこの寺の近くを仕事で訪れたことがあると供述しており、「金が欲しかった」とも話しているという。周辺の防犯カメラの捜査で少年の車が判明し、3人を特定した。(遠藤美波)