小学生の娘にエアガン発射や暴行、母と内縁の男を容疑で逮捕…小学校教諭が児童相談所に連絡

AI要約

茨城県で同居の男女が小学生の娘に暴行を加え、けがを負わせた容疑で逮捕された事件が発生

女児はエアガンで撃たれたり殴られたりして顔面打撲などの重傷を負ったが、命に別条はない

家庭内での暴力や虐待の疑いは以前から指摘されていたが、放置されていた可能性がある

 同居の娘に暴行を加えてけがを負わせたとして、茨城県警水戸署は3日、ともに水戸市、無職の男(45)と内縁の妻(27)の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。

 発表によると、2人は5月下旬頃、水戸市内で同居する小学校低学年の女児に、エアガンでBB弾を数発発射したり、手で顔面や腹部などを複数回殴ったりして、全治不詳の顔面打撲などのけがを負わせた疑い。容疑を一部否認している。女児は内縁の妻の実子で、両容疑者と3人暮らし。命に別条はなく、女児は「母親からエアガンで撃たれ、暴力は2人から振るわれた」と話しているという。

 同月下旬頃、女児の通う小学校の教諭が女児の右膝の擦り傷などに気づき、児童相談所や市役所に連絡。県警にも通報があり、捜査していた。

 県警や県中央児相(水戸市)によると、この家庭では今年4月24日、両容疑者が女児の前で口論になる事案があり、県警が「面前DV(家庭内暴力)」として児相に書面で通告していた。2021年11月には第三者から「けがをしている子供がいる」との情報提供があり、県警が調べたが、虐待の事実は認められなかったという。