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「日焼け止め」人気ランキング15選【2024版】10兆円データが示す“本当の売れ筋”とは?
本当に役立つ情報は、知らない誰かの口コミでもインフルエンサーのPRでもない、実購買データをもとに提供される。
2024年の日焼け止めの売れ筋ランキングを示し、商品の特徴やニーズについて解説されている。
日焼け止めの売れ行き傾向や多機能化のトレンドについて、具体的なデータや分析が提供される。
![「日焼け止め」人気ランキング15選【2024版】10兆円データが示す“本当の売れ筋”とは?](/img/article/20240605/665fd2dc61d3c.jpg)
本当に役立つ情報は、知らない誰かの口コミでもインフルエンサーのPRでもない、実購買データだ。10兆円に及ぶ国内のデータから、消費のホンネに迫る連載。初回は「日焼け止めの“本当の売れ筋”ランキング2024」を紹介する。使うまで本当に良いか分からないからこそ、ブランドのイメージではなく「実際の支持を集めている商品 = 買われている商品」から選んでみたい。(文/カタリナマーケティングジャパン)
● 日焼け止め“本当の売れ筋”ランキング2024
今回、2024年4月1日~5月19日における小売店舗(全国のスーパーやドラッグストア)におけるPOSデータの購買状況を集計した。実際に売れた日焼け止めのランキングを忖度なしで公開する。何を買えばいいかわからないという人は参考になるはずだ。
早速、ランキングを見てみよう。こちらは数量でのランキング。1位になったのは、ロート製薬のスキンアクア トーンアップUVエッセンス ラベンダー。 ラベンダーカラーが肌をきれいに見せてくれると謳う商品だ。
他にもトーンアップを謳う商品は存在するが、スキンアクアのトーンアップシリーズは、肌に合わせた色味を選択することができる点が特徴で、メイク下地としての機能も持ち合わせているとする。
2位になったのは花王のビオレアクアリッチ アクアプロテクトミスト。発売当初から人気の商品で単価は1000円を超えるが、昨年から続き好調。ミストによる軽めの付け心地が特徴だ。
日焼けはしたくないが肌に優しいものを使いたい、というニーズに応えていて、髪の毛にもスプレーすることができる。
● 日焼け止めは1年に2度売れる!
日焼け止めの売れ行きには以下の特徴がある。
1. 売れ行きには4~5月と7~8月の2つの山がある
2. それぞれの山の売れ筋商品のラインナップはほとんど変わらない
実際に2023年のデータを見てみると、最初の山(4月~5月)と後の山(7月~8月)の比較において、夏本番の後の山には資生堂の「アネッサ」がランクイン(12位と14位)する以外、ほとんど変化がなかった。
「アネッサ」はウォータープルーフ効果が強く落ちにくい、というイメージが確立されているブランド。
2000円以上の高価格帯でありながら、海水浴などのイベントがあるタイミングで需要が高まると考えられる。
つまり、この記事で紹介する2024年最初の山(4月~5月)のランキングは、ほぼそのまま今夏(7月~8月)のトレンドを反映していると言えるだろう。
● 多機能の波は日焼け止めにも!
ファンデーションやプライマーといったベースメイク(化粧下地)の分野でも、多機能を謳う商品が増えているが、日焼け止めカテゴリーにもその傾向が出てきている。
上位15商品の中には、日焼け防止に加えてシミ予防機能を持っている商品が2つランクイン。多機能が消費者から支持されているようだ。
【データ取得の定義】
カタリナネットワークに加入している小売店舗(全国のスーパーやドラッグストア)におけるPOSデータの以下期間の購買状況を集計した。
・2023年4月3日-5月21日(最初の山)
・2023年7月3日-8月2日(後の山)
・2024年4月1日-5月19日(ランキングの集計期間)
【著者】
カタリナマーケティングジャパン株式会社
スーパーやドラッグストアにおける購買データ10兆円分を集積。そこから発見できる市場の動向や消費者の購買インサイトをお届けします。
会社ホームページ:https://catalinamarketing.co.jp/