自民の下村氏、還流再開要求否定 裏金事件、共同通信報道に反論

AI要約

自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、2022年4月に中止された所属議員側への資金還流に関する報道に対し、下村博文元政調会長が関与や再開要求を否定した。

共同通信が派閥関係者の供述内容を報じており、東京地検特捜部の事情聴取も行われている。

下村氏は自身の立場から再開を主導できる立場になかったことを強調している。

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、2022年4月に中止された所属議員側への資金還流を巡り、下村博文元政調会長が事務局長に再開を要求したと派閥関係者が供述していたとの共同通信報道に対し、下村氏は自身のホームページで「還付再開に関与したこと、再開を要求したこともありません」と反論した。「私が主導して再開を行えるような立場になかったことは明白です」とも記した。

 共同通信は1日、派閥関係者が東京地検特捜部の事情聴取に対し、下村氏が事務局長で会計責任者の松本淳一郎被告(76)=政治資金規正法違反罪で公判中=に再開を要求したとの供述内容を報じた。