名古屋、レトロな建物ロケで人気 NHK朝ドラの撮影場所も

AI要約

名古屋市は映画やドラマのロケ地として人気があり、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の撮影場所となった市政資料館などが注目されている。

市政資料館は大正時代に建てられたレトロな建物であり、国の重要文化財に指定されている。テレビドラマ「花より男子2」「坂の上の雲」なども撮影された場所で、観光客の来場数が増加している。

他にも愛知県庁や名古屋市役所などで人気ドラマや映画が撮影されており、昭和初期の重厚な建物がロケ地として活用されている。

 重厚なデザインの階段にステンドグラスを通して光が差し込む―。NHK連続テレビ小説「虎に翼」の撮影場所となった名古屋市市政資料館をはじめ、レトロな建物が多く残る名古屋市が、映画やドラマのロケ地として人気だ。

 「虎に翼」の撮影が行われた市政資料館は、赤いれんがと白い花こう岩の外観が特徴で、大正時代の1922年に建てられた。作中では「東京地方裁判所」として登場。79年まで裁判所として使われ、主人公のモデルで日本初の女性裁判官、三淵嘉子さんも勤務経験がある。84年に国の重要文化財に指定された。

 資料館では、テレビドラマ「花より男子2」「坂の上の雲」なども撮影された。入場無料で、今年4月の「虎に翼」放送開始後、来館者は約2倍になったという。

 「なごや・ロケーション・ナビ」によると、2023年に人気を博したテレビドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」が愛知県庁で、大相撲の裏表を描いた米配信大手ネットフリックスの「サンクチュアリ 聖域」が名古屋市役所で撮影された。いずれも昭和初期に建てられ、重厚感のある造りだ。