〔東京株式〕高値もみ合い=プライムの9割が上昇(31日後場中盤)

AI要約

日経平均株価はこの日、高値近辺で横ばいの展開を見せており、プライム市場では9割の銘柄がプラスで推移している。

後場では上昇トレンドが続き、海外市場も株を売る動きが一服している状況。半導体株を中心に下落する業種もあるが、全体的には堅調な動きが続いている。

午前の終値では日経平均株価が小幅に反発し、値頃感から幅広く買われたが、半導体株の下落が上げ幅を抑えた。

 (13時51分)日経平均株価はこの日の高値近辺でもみ合っている。買いを強める新たな材料は見当たらないが、後場も半導体関連株の一角を除けば特に弱い業種はなく、プライム市場は9割の銘柄がプラスで推移する全面高状態。「3万8000円近辺での底堅さが改めて確認されたことで、前日までに下げ過ぎた分を調整するような動きが出ているのだろう」(大手証券)という。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比191円42銭高の3万8245円55銭で始まるなど、前場終盤に比べて上げ幅を広げている。米株先物は時間外取引で下げ一服となり、アジアの主要株価指数も総じて上昇するなど、海外でも株を売る動きはいったん落ち着いており、東京市場では引き続きプラス圏で推移する銘柄が多い。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比65円83銭高の3万8119円96銭と小反発。東証株価指数(TOPIX)は17.11ポイント高の2743.31。前日までの下落による値頃感などから幅広く買われた。ただ、半導体株の一角の下落が重しとなり、日経平均の上げ幅は小さかった。

 75%の銘柄が値上がりし、22%が値下がりした。出来高は7億5600万株、売買代金は2兆0264億円。

 業種別株価指数(33業種)は証券・商品先物取引業、不動産業、電気・ガス業、石油・石炭製品が上昇率上位。パルプ・紙、保険業は下落。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億6054万株。

 【グロース】グロース250は反発。グロースCoreは大幅高。

 (10時07分)日経平均株価は朝に比べて上げ幅を広げるなど、堅調に推移に推移している。前日の米国ではセールスフォース株急落に引きずられて情報技術セクターが売られており、東京市場でも東レク <8035> など半導体株の一角が下落しているが、それ以外は幅広く上昇し、東証の業種別株価指数は33業種すべてプラスだ。市場では「日米で景気動向が気にされ始めている。今後1~2週間程度は、半導体が相場の中心になることは少なそうだ」(大手証券)との声も聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比119円09銭高の3万8173円22銭と上昇して始まった。前日まで下落した反動で、買いが先行している。