強靭な樹脂「SG膜」を国内初使用、セコムが簡単に貫通できない防犯合わせガラスを発売

AI要約

セコムが新製品「SECOMあんしんガラスSG」を発売開始。SG膜を使用した高強度ガラスで侵入犯罪への対策強化を目指す。

侵入犯罪の認知件数が増加しており、犯行手口も悪質になっている背景を述べる。

販売価格や特長について紹介し、法人や貴重品を扱う店舗などへの提案を強調。

強靭な樹脂「SG膜」を国内初使用、セコムが簡単に貫通できない防犯合わせガラスを発売

警備大手のセコムは30日、強靭(きょうじん)な合わせガラス用中間膜を使用した防犯合わせガラス「SECOMあんしんガラスSG」の発売を始めた。同社によると、「SG膜」と呼ばれる特殊な樹脂を活用した合わせガラスの発売は国内で初めてだといい、「法人や、貴重品を扱う店舗などにも積極的に提案していきたい」としている。

警察庁の統計によると、令和5年の刑法犯の認知件数は2年連続で上昇。特に侵入犯罪の認知件数は前年比で19・1%増加した。近年の侵入犯罪のケースは、複数の人数による犯行が目立ち、大型な器具を使って窓などを壊すなど、手口も悪質になっている。

今回発売するガラスは、2枚のガラスの間に、一般的な合わせガラス用中間膜に比べて約5倍の強度を誇るSG膜(3ミリ)を使用。ガラスを割ることはできても、簡単に貫通させることは極めて困難な構造になっている。

販売価格は基本料金(3万3000円、税込み)に加え、1平方メートル当たり17万1600円(税込み)から。