2016年にエヌビディアを買っていたら、今いくらになっていた?有名米国株投資家「当時は10ドルくらいでした」

AI要約

2024年は、東京都知事選や自民党総裁選など、日米の重要な政治イベントが目白押しで、相場の動向も注目される。

ぶたまる米国株投資氏の投資経歴やマイルール、米国株市場の活況についてのインタビュー内容をまとめた。

ぶたまる氏は、アメリカに住むようになってから米国株取引を始め、ロビンフッドアプリの登場などが投資に与えた影響も語っている。

2016年にエヌビディアを買っていたら、今いくらになっていた?有名米国株投資家「当時は10ドルくらいでした」

 2024年は、東京都知事選や自民党総裁選といった日本の主要イベントに加え、アメリカでは共和・民主両党の全国大会や大統領選挙など、日米ともに重要な政治イベントが目白押しだ。

 では、こうした政変によって相場はどう動くのだろうか?

 今回フィーチャーするのは、在米で長年にわたり米国市場をウォッチしているぶたまる米国株投資氏(X:@Butamaru_Butako)。英字新聞の情報をもとに、米国の相場をわかりやすい図表にして毎朝noteにて配信している。

 みんかぶマガジン短期連載「米国株投資家が予測、日米株式市場の見通し」第1回は、ぶたまる氏の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を伺った。

ーーまず、ぶたまるさんの投資のご遍歴について教えてください。

 社会人を経験してアメリカに住むようになり、リーマンショック後から米国株取引を行うようになりました。

 2014年から日本でもNISA制度が導入されましたが、アメリカではそれ以前から、IRAや Rothといった非課税制度が充実していたので、始める上で特段きっかけはありませんでした。

 また、子どものときから経済新聞に興味があったのと、アメリカに住み始める前の10代~20代のころはバックパッカーをしていたので、行く先々の経済状況には関心があったことも大きいですね。

 さらに、株式にのめり込むようになったのは、手数料なしで株取引ができるアプリ「ロビンフッド」との出合いでした。

 それまではパソコンで取り引きするのが一般的だったのが、携帯で取り引き可能になったのは衝撃的でした。いつでもどこでもできるわけですからね。

ーー2014年にぶたまるさんが米国株投資を始められたころ、日本ではアベノミクスによる株式市場の活況が見られましたが、アメリカの市況はどのような状態でしたか?

 当時のベン・バーナンキFRB議長が、金融緩和を行っていたころです。そのヘリコプターから紙幣をばら撒くような大胆な金融緩和策から「ヘリコプター・ベン」という異名がつきました。

 その後、2014年1月から同議長によるテーパリング(金融緩和を段階的に減らすこと)が開始されていたころですね。

 そこから2015年に「チャイナ・ショック」、2016年の「ブレグジット」が続き、米国株式市場はそこまで好調とは言えませんでした。ただ今考えれば、そのとき買った銘柄が大きく育っていますね。

ーー具体的にどのような銘柄が大きく成長したのでしょうか?

 例えば、スーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)は、2024年4月現在で1株700~1,000ドルあたりを推移していますが、私が買ったときは10 ドル台でした。

 話題のエヌビディア(NVDA)も、2024年4月現在、700~800ドルあたりの株価ですが、当時は10ドル前後でしたしね。

ーーそこから、Xで情報発信を始められたきっかけとは?

 はい、2017年ころまでは見ているだけだったのですが、同年にトランプ政権になったことで、相場の様子を毎日見ていましたので、アウトプットする意味でも、Xで情報発信を始めてみようと思い、現在にいたります。