午後3時のドルは157円前半で底堅い、一時1カ月ぶり高値

AI要約

ドル/円は小幅のドル高/円安の1.57円前半で取引され、1カ月ぶりの高値を更新。

米金利の上昇や豪ドルの上昇により、ドル買いムードが支えられた。

しかし、介入警戒感が根強く、市場は不安定な状況が続いている。

午後3時のドルは157円前半で底堅い、一時1カ月ぶり高値

Shinji Kitamura

[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の157円前半で取引されている。米金利の上昇などが背景となり、一時157.41円まで買われ、1カ月ぶり高値を更新した。

実質的な月内最終売買日に当たるきょうは、実需などの買いが先行。ドルは朝方の157円前半から小幅上昇し、介入と見られる円急騰が発生した今月2日以来の高値を更新した。

米10年債利回りが1カ月ぶり高水準へ上昇してきたことも、ドル買いムードを支えたという。この日のアジア市場では一時、5月3日以来となる4.56%台をつける場面もあった。

しかし「前回介入が行われたと見られる157円台を再び買い上がるのは難しい」(国内証券アナリスト)といい、実需の買いが一巡した後は157円前半へ反落した。

午後3時過ぎには、一時156円後半へ一段安になるなど、市場では介入警戒感が根強い。

一方、豪ドルは104円前半から後半へ上昇し、4月下旬につけた11年ぶり高値が目前に迫った。オーストラリア統計局が発表した4月消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を上回り、5カ月ぶりの高水準となったことが手掛かりとなった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.21/157.24 1.0843/1.0847 170.50/170.51

午前9時現在 157.27/157.28 1.0851/1.0852 170.66/170.67

NY午後5時 157.13/157.16 1.0855/1.0859 170.62/170.66