ソニーの主張認めず、PSゲーマーの集団訴訟認定請求を巡り-米地裁

AI要約

ソニーグループがプレイステーション用デジタルゲームソフトの価格を引き上げたとして集団訴訟が提起され、米連邦地裁がソニー側の申立を認めない判断を示した。

原告たちはデジタルPSゲームの第三者小売業者への販売中止決定を反競争的としてソニーを提訴した。

カリフォルニア州北部地区連邦地裁の判決により、ソニーは集団訴訟の認定を退ける根拠となる仲裁権の放棄を認められないとの判断が下された。

(ブルームバーグ): ソニーグループが家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」用デジタルゲームソフトの価格をつり上げたと主張するゲーマーのグループが集団訴訟の認定を請求し、ソニー側はこれを退けるよう求めたが、米連邦地裁は同社の申し立てを認めない判断を示した。ブルームバーグ・ロー(BLAW)が伝えた。

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カリフォルニア州北部地区連邦地裁のアラセリ・マルティネスオルギン判事は先週後半、ソニーは原告側との仲裁の権利を放棄しており、それらの権利を根拠に集団訴訟の認定を退けるよう認めさせることはできないと判断の理由を説明した。

PSのゲーマー、アレン・ニューマーク氏ら原告3人は2021年、デジタルPSゲーム・ダウンロードカードの第三者小売業者への販売中止決定が反競争的だとして、ソニーを提訴した。

原題:Sony Loses Bid to Deny Class Certification in PlayStation Case(抜粋)

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