「余計なご飯を食べたくない」都心の若者がシーシャで「チル」する「ほんとうの理由」

AI要約

シーシャが人気の理由や都市部の若者によるシーシャ文化について述べられている。

若者がシーシャを楽しむ理由や、都心での座る場所のニーズについて詳しく説明されている。

都心のシーシャ屋が注目を集めている事例について紹介されている。

「余計なご飯を食べたくない」都心の若者がシーシャで「チル」する「ほんとうの理由」

 近年、人気が高まっているシーシャ。中東発祥の水たばこで、水のフィルターを通したフレーバー付きの煙を楽しむ嗜好品だ。従来のたばこと比べてニコチンやタールなどの有害物質の摂取量が極めて少ないと言われることから、たばこに抵抗のあった非喫煙者にも広がっている。

 先日、筆者がシーシャについて何気なくつぶやいたポスト【20代前半くらいの子が「シーシャカフェまじいい、友達と話すのにごはん食べないで済むから」って言ってて、結局若い人って都心で座れる場所を探してるだけなんだよね。だから居酒屋で1杯で長時間ねばったりするし、座って話したいだけで別にお酒も飲みたくないし余計なごはんも食べたくないんだよね】が想像以上に拡散された。3000以上のリポスト、1.8万いいね、250万以上のビューがあった。

 同ポストには多くのシーシャ好きから「わかる」という共感の引用ポストが寄せられた。特に20代の若い人と思しきアカウントが多い。シーシャを吸うこと自体を楽しみにしているというよりも、シーシャを吸いながら過ごす時間(いわゆる「チル」というもの)に重点が置かれていることは目から鱗だった。

 記事前編は「若者はなぜシーシャ屋へ? ブームのウラに東京の繁華街が抱える『問題』が見えてきた…!」から。

 都心ではゆっくり座って過ごせる場所が飲食店くらいしかない。多くの人はカフェや居酒屋に入り、座るための口実として飲み物や食べ物を注文している。それが「余計なごはん」なわけだ。

 そんな中で「座れる場所がほしい」のニーズを狙うのが、今年4月、人でごった返す渋谷にある「渋谷TSUTAYA」内でリニューアルオープンした「シェアラウンジ」だ。世界的に有名なスポットであるスクランブル交差点を臨む絶好のロケーションで、「スクランブル交差点のTSUTAYA」といえば「あそこね」と思い出せる人も多いはず。そんな旗艦店ともいえる場所をリニューアルした。