中国中銀、人民元の中心レート引き下げ-1月以来の水準

AI要約

中国人民銀行は1月以来の水準で人民元の対ドル中心レートを引き下げ、漸進的な元安容認を示唆した。

中心レートが下落し、他のアジア通貨も影響を受ける可能性がある。

中国経済の低迷や金利差などが背景にあり、当局は人民元相場を支える措置を緩和している。

中国中銀、人民元の中心レート引き下げ-1月以来の水準

(ブルームバーグ): 中国人民銀行(中央銀行)は23日、人民元の対ドル中心レートを1月以来の水準に引き下げた。当局による漸進的な元安容認を示唆する動きだ。

人民銀が毎営業日設定する中心レートはこの日1ドル=7.1098元となり、他のアジア通貨と共に下落余地が広がりそうだ。人民元の1営業日当たりの対ドル許容変動幅は中心レートから上下2%。

中国経済が低迷し、米国との金利差も大きいため、中国当局は人民元相場を強く支えてきたが、22日の中国本土市場では人民元が5営業日続落となっていた。

原題:China Weakens Yuan Fix to Lowest Since January to Allow Declines (抜粋)

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