オープンAIがニューズと提携、WSJなどのコンテンツ表示可能に

AI要約

ニューズ・コーポレーションがオープンAIとの合意を発表し、チャットボット「ChatGPT」を使用して自社の出版物のコンテンツを活用することが可能になる。

合意の一環として、オープンAIのサービスはニューズの出版物に掲載されたニュースを表示できるようになり、高度なジャーナリズムの専門知識を共有することにも取り組む。

この契約は5年間で2億5000万ドルに相当する可能性があり、オープンAIは最近他の主要メディア企業ともコンテンツ表示やライセンスに関する契約を締結している。

(ブルームバーグ): ニューズ・コーポレーションは、チャットボット「ChatGPT」を手掛けるオープンAIの製品に自社の十数に上る出版物のコンテンツを使用できるようにすることで同社と合意したと発表した。

合意の一環としてオープンAIのサービスは、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)、バロンズ、マーケットウオッチなどニューズの出版物に掲載されたニュースを表示できるようになる。オープンAIはここ数週間にフィナンシャル・タイムズ(FT)やドットダッシュ・メレディス、ソーシャルメディア企業レディットなど欧米の主要メディア企業とコンテンツの表示やライセンスに関する契約を結んでいる。

オープンAIとレディットが提携-ChatGPTやAI製品、広告で

発表資料によると、ニューズはまた、「オープンAIのサービス全体における高度なジャーナリズム基準確保を後押しするため、高度なジャーナリズムの専門知識を共有する」。

WSJが事情に詳しい関係者の話として報じたところでは、今回の契約は5年間で2億5000万ドル(約390億円)強に相当する可能性がある。

原題:OpenAI Inks Deal With Wall Street Journal Publisher News Corp.(抜粋)

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