日産、アメリカで生産予定のEV2車種の開発延期…北米でEV販売の伸び鈍化

AI要約

日産自動車は、米ミシシッピ州工場での電気自動車開発を延期すると明らかにした。

北米でのEV販売の鈍化を受けて計画を見直し、将来的には新しいEV車種を生産する予定。

日産は適切な時期に市場投入を目指すとコメントしている。

 日産自動車は22日、米ミシシッピ州の工場で、2025年から生産を予定していた電気自動車(EV)のセダン2車種の開発を延期することを明らかにした。北米でEV販売の伸びが鈍化していることを受けて、計画を見直す。

 日産は22年に開発計画を公表し、5億ドル(約780億円)を投じると説明していた。米フォード・モーターは4月、一部のEVの北米市場への投入について、2年遅らせる考えを示した。急速な金利上昇で、高額なEVの普及にブレーキがかかっている。

 一方、日産は中長期的にはEV市場の成長は続くとみており、将来はミシシッピ州の工場で新たにEV3車種を生産する計画を持っていることがわかった。この工場で生産するEVは計5車種に増える。

 日産は、「導入スケジュールを調整し、適切な時期に市場に投入したい」とコメントしている。