AIスタートアップのヒューメイン、身売りの可能性を検討-関係者

AI要約

人工知能スタートアップのヒューメインは身売り先を探しており、ファイナンシャル・アドバイザーの協力を得て作業を進めている。

売却額は7億5000万-10億ドルを目指しており、昨年の企業評価額は8億5000万ドルだった。

これまでにオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者ら著名投資家から計2億3000万ドルを調達している。

(ブルームバーグ): 人工知能(AI)スタートアップのヒューメイン(Humane)は身売り先を探していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は数週間前に注目のウエアラブルAIデバイス「Ai Pin」を発表したばかり。

非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、同社はファイナンシャル・アドバイザーの協力を得て作業を進めている。

ある関係者によると、7億5000万-10億ドル(約1170億-1560億円)での売却を目指しているという。このプロセスはまだ初期段階で、合意に至らない可能性もある。

同社の担当者はコメントの要請に応じなかった。

ヒューメインは2018年、米アップルの元幹部イムラン・チャウドリとベサニー・ボンジョルノ夫妻によって創設された。テクノロジー系ニュースサイトのジ・インフォメーションによれば、昨年の投資家による企業評価額は8億5000万ドルだった。

これまでにオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)ら著名投資家から計2億3000万ドルを調達している。

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原題:Wearable AI Startup Humane Is Said to Explore Potential Sale(抜粋)

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