世界1000都市の番付、ニューヨーク首位-東京4位、アジアは低調

AI要約

オックスフォード・エコノミクスが発表した新しいランキングによると、ニューヨーク、ロンドン、サンノゼが世界のトップ都市であることが明らかになった。

東京は4位にランクインしたが、アジアの他の都市は低い順位となった。一方、オーストラリアの都市は上位に位置している。

ランキングは経済、人的資本、生活の質、環境、ガバナンスといった要素で構成されており、各都市の特徴を包括的に評価している。

(ブルームバーグ): 世界の都市の新しい番付が登場した。オックスフォード・エコノミクスが21日、「世界の大都市経済1000の包括的評価」と称するグローバル都市指数の第1回を発表した。

オックスフォード・エコノミクスは27の指標について数字を算出し、ニューヨーク、ロンドン、カリフォルニア州サンノゼが世界のトップ都市だと決定した。上位50都市は米国と欧州が多くを占めた。

東京は4位だったが、東京以外ではソウルが41位、シンガポールが42位とアジアの都市は低調だった。

オーストラリアの都市は健闘し、メルボルンが9位、シドニーが16位、パースが23位だった。

この指数は、経済、人的資本、生活の質、環境、ガバナンスの5つの大きな分類で構成されており、国内総生産(GDP)や雇用の伸びなどの経済的要因に最も重きが置かれている。

オックスフォード・エコノミクスによれば、ニューヨークは「世界のどの都市よりも圧倒的に経済規模が大きく、安定した成長を遂げている」ため、経済部門の項目で上位を独占。

ロンドンが人的資本部門を制したのは、一流大学とグローバル企業の本社が多いだからだという。フランスのグルノーブルは、所得格差のなさと市民一人当たりの文化的サービスの数により、生活の質が最も高い。生活の質ではニューヨークは278位、ロンドンは292位だった。

5つのカテゴリーの1位から5位の都市は以下の通り

経済(GDP規模、成長率、経済の多様性など):

人的資本(教育達成度、企業本社、人口増加など):

生活の質(平均寿命、1人当たり所得、レクリエーション・文化施設など):

環境(大気の質、自然災害、気温異常など):

ガバナンス(制度、政治的安定、市民の自由など。スコアは国レベルで計算されるため国で表示):

原題:New York Tops, Asia Lags, in New Ranking of 1,000 Global Cities(抜粋)

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