新規上場支援する「九州IPO挑戦隊」新たに5社加入…専門家らが事業計画策定などサポート

AI要約

福岡証券取引所は企業のIPOを支援する「九州IPO挑戦隊」に5社が入会したことを発表。専門家らが上場企業を育成し、取引市場の活性化を目指す取り組み。

新たに入会した5社は不動産、情報通信、畜産、工務、タイヤ関連の企業。各代表がIPOに向け意気込みを語る。

福岡証券取引所はIPO挑戦隊を2009年に発足し、これまで73社が参加し5社が上場。今後は上場のハードルを下げる新市場の開設も予定。

 福岡証券取引所は20日、企業の新規上場(IPO)を支援する「九州IPO挑戦隊」に、新たに5社が入ったと発表した。専門家らが事業計画の策定などをサポートして上場企業を育成し、取引市場の活性化につなげることを目指す。

 5社は、不動産業のオーナーズスタイル福岡(福岡市)▽情報通信の関西ブロードバンド(神戸市)▽畜産向けシステム開発のファーマーズサポート(鹿児島市)▽工務店のBEAR HOUSE(熊本市)▽タイヤ関連品メーカーのROCKY―ICHIMARU(福岡県筑後市)。

 福岡市・天神の同取引所で開かれた入会式では5社の代表らが意気込みを語り、ROCKY―ICHIMARUの市丸寛展社長は「IPOを目指すことで、経営基盤をしっかりつくりたい」と述べた。

 IPO挑戦隊は2009年に発足し、昨年までに73社が参加して5社が福証などに上場した。福証は今年度中に、既存の市場より上場のハードルを下げた新市場の開設も予定しており、IPOの間口を広げる取り組みを進めている。