初代レガシィB4たっか!!! ちょっと前なら50万くらいだったのに……B4人気が再びか!?

AI要約

近年のネオクラシックカーブームの影響で、スバルのネオクラシックカーが高騰している。

セダンモデルのレガシィB4が中古車価格で上昇しており、特にスポーツモデルや希少モデルは高値で取引されている。

価格が下がることはないため、早めに購入を検討する必要がある。

初代レガシィB4たっか!!! ちょっと前なら50万くらいだったのに……B4人気が再びか!?

 スバルと言えば近年のネオクラシックカーブームの影響でじわじわと高騰する車種が出始めている。少し前なら100万円で良いの買えたのにー!なんてことも多かった。そして最近また、かつての名車が1台、中古車高騰路線に入ってきている。

 文:小鮒康一/写真:スバル

 レガシィといえば、ステーションワゴンのイメージを一変させ、他メーカーからも多くのフォロワーを生み出したことでも知られる初代モデルのツーリングワゴンが知られるところで、現在はクロスオーバーモデルのアウトバックが人気となっている。

 その一方でやや日陰な存在となっていたのがセダンモデルであったが、ここへきて初代B4とも言える3代目レガシィのセダンモデルの中古車価格がジワジワと上昇しているのである。

 ツーリングワゴンに遅れることおよそ半年の1998年12月に登場したレガシィB4はスポーツセダンへと舵を切り、先代まで存在していた1.8Lモデルや前輪駆動モデルを廃し、水平対向DOHCエンジンとフルタイム4WDの駆動方式のみのラインナップとなった。

 ターボモデルには名機と呼ばれるEJ20型エンジンが搭載され、MTモデルでは当時の自主規制値いっぱいの280PSを発生し、ビスカスカップリング付センターデフ方式の4WDは生活四駆のそれとは一線を画すものとなっていた。

 その後はポルシェデザインと共同開発したエアロパーツやフロントヘリカルLSDを装着(MT車)した「ブリッツェン」や、2.5Lエンジン搭載車を追加した。

 更には、2002年1月には水平対向6気筒3Lエンジンを搭載した「RS30」を追加したほか、2002年11月には「S401 STiバージョン」が400台限定でリリースされるなどした。

 ただ当時はスポーツモデルと言えばインプレッサのイメージが強く、レガシィB4は大人のセダンと言った印象となっており、どちらかというとインプレッサの方が人気となっていた。

 それは中古車となっても変わらず、レガシィB4は比較的安価に狙うことができるスポーツセダンという立ち位置だったのだが、それも過去の話となりつつある。

 というのも現在ではS401やブリッツェンなど、役付きのモデルが高値となっているのは当然で、カタログモデルであっても低走行で状態の良いMT車などは総額200万円オーバーのものも存在するほどなのだ。

 ちょっと前まで50万円もあればそれなりの車両が購入できたイメージだったが、今では50万円前後で購入できるのはかなりギリギリの個体となっており、それなりのものを購入しようと思ったら、最低でも100万円前後は見ておかないと厳しい状態となっている。

 これはMTのスポーツモデルが軒並み高騰していることもあるが、EJ20ターボを搭載したモデルも新車が終売したことでジワジワと値上がりしているのも影響しているようだ。

 いずれにしてもこの辺りの年式になると、再び値段が大きく下がることはないと言えるので、気になっている人は早めに行動に移した方がいいだろう。