阪神調剤薬局を展開「I&H」などに約23億円の追徴課税 医薬品の架空の取引を行ったように見せかけ不正な消費税の還付受けたか
兵庫県に本社を置く調剤薬局チェーン大手が国税局から約23億円の追徴課税を受ける
架空の取り引きを行い、不正な消費税の還付を装っていたことが発覚
親会社は指摘を受け入れ、適正な税務処理に改めて取り組む姿勢を示す
調剤薬局チェーン大手などに国税局が約23億円の追徴課税です。
追徴課税を受けたのは、兵庫県に本社を置き全国に「阪神調剤薬局」などを展開する「I&H」と関連会社など約60社です。関係者によりますと「I&H」などは医薬品の架空の取り引きを繰り返し行ったように見せかけ、還付される消費税があるように装っていたということです。
去年までの1年間で不正な消費税の還付は合計16億円にのぼるとみられるということです。大阪国税局などは、重加算税を含めて約23億円を追徴課税しました。
「I&H」を今月、子会社化した親会社の「スギホールディングス」は「国税局の指摘を真摯に受け止め、納税義務の遵守をグループ全体として改めて徹底し、適正な税務処理に努めてまいります」とコメントしています。