ナイキ、次期ＣＥＯに元幹部ヒル氏起用 ドナホー氏と交代へ
AI要約
ナイキがCEOと社長の人事を発表、エリオット・ヒル氏がジョン・ドナホー氏の後任として就任する。
ヒル氏は３２年間にわたりナイキに所属し、欧州と北米での成長に貢献し、2020年に退任。ドナホー氏は直接販売での増収戦略を推進してきたが、売上高の伸び悩みに直面。
著名投資家の保有公表後、経営トップ交代の観測が高まっていた。
Juveria Tabassum Nicholas P. Brown
[１９日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキは１９日、ジョン・ドナホー最高経営責任者（ＣＥＯ）兼社長の後任に元幹部のエリオット・ヒル氏を充てる人事を発表した。１０月１４日に就任する。
ヒル氏は３２年にわたってナイキに所属し、同社が欧州と北米でライバルに対する優位を築いて成長を遂げることに貢献。２０２０年に退任した際には、ナイキとジョーダンブランドの商業・市場業務を統括する役割を担っていた。
ドナホー氏はナイキのオンライン事業強化など消費者への直接販売を通じて増収を図る戦略を推進し、コロナ禍の局面では成功を収めたものの、最近は売上高の伸び悩みに直面している。
市場では、著名投資家ウィリアム・アックマン氏がナイキ株の保有を明らかにした後、経営トップ交代の観測が高まっていた。
