“ファッション界の革命児”の栄光と転落に迫るドキュメンタリー『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』

AI要約

『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、ファッション界の至宝と称えられた“革命児”の栄光と転落、そして贖罪と復帰に迫る、美しくもスキャンダラスなドキュメンタリーです。

ジョン・ガリアーノは1995年ジバンシィ、1996年クリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜擢され、ファッション界の至宝と称えられた“ファッション界の革命児”です。しかし、絶頂期だった2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失くしました。事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と、当時について語ります。

本作は、大胆なスタイルで世界中を魅了していったガリアーノの栄光の道程を、デビューから各ブランド時代の超豪華なコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に振り返りながら、ガリアーノを診断した精神科医、今も心の傷が癒えないという事件の被害者にもカメラを向けます。そこからは、現代の重大な問題の一つ、“キャンセルカルチャー”も浮かび上がってきます。美しさと醜さ、賢明さと愚ささ、愛と憎しみ、幸福と絶望──全編に人間存在の謎と魅力がつまった、ヒューマン・ドキュメンタリーです。

“ファッション界の革命児”の栄光と転落に迫るドキュメンタリー『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』

『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、ファッション界の至宝と称えられた“革命児”の栄光と転落、そして贖罪と復帰に迫る、美しくもスキャンダラスなドキュメンタリーです。

 ジョン・ガリアーノは1995年ジバンシィ、1996年クリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜擢され、ファッション界の至宝と称えられた“ファッション界の革命児”です。しかし、絶頂期だった2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失くしました。事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と、当時について語ります。

『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド監督が、ジョン・ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込みます。そして、本作最大のミステリー「彼の暴言の背景には何があったのか?」に斬りこんでいきます。年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速、「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは……。

 本作は、大胆なスタイルで世界中を魅了していったガリアーノの栄光の道程を、デビューから各ブランド時代の超豪華なコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に振り返りながら、ガリアーノを診断した精神科医、今も心の傷が癒えないという事件の被害者にもカメラを向けます。そこからは、現代の重大な問題の一つ、“キャンセルカルチャー”も浮かび上がってきます。美しさと醜さ、賢明さと愚かさ、愛と憎しみ、幸福と絶望──全編に人間存在の謎と魅力がつまった、ヒューマン・ドキュメンタリーです。

 バイクとファッションブランドというと、バイクファッションに目が行きがちですが、2021年にはクリスチャン・ディオールが同じ1946年に創業したベスパとコラボして、「ベスパ946 クリスチャン・ディオール」をリリースしたこともありました。

『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』は、2024年9月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかロードショーです。