「未来のコンビニ」その進化は? デジタル技術を駆使した店を体験取材

AI要約

ローソンがKDDIのデジタル技術を活用した「未来のコンビニ」を発表。AIによる商品オススメやリモート診察など、革新的なサービスが展開される。

フードロス対策や災害対応の拠点としての使い方も検討されており、コンビニ業界全体が進化を遂げつつある。

他社も新たな取り組みを始めており、コンビニ業界全体が時代のニーズに合ったサービスを提供するために進化を続けている。

「未来のコンビニ」その進化は? デジタル技術を駆使した店を体験取材

18日、ローソンなどが「未来のコンビニ」を発表しました。デジタル技術を駆使した“コンビニの進化”を『news zero』が体験してきました。

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コンビニの中に、デジタルサイネージや飲み物を補充するロボット!? 店内には、未来があふれていました。

コンビニ大手のローソンが18日に発表したのが、KDDIのデジタル技術を活用した「未来のコンビニ」。人手不足などの問題解決のためつくられましたが、一体、何が新しいのか?

●「未来のコンビニ」AIが商品オススメ

おにぎりなどが並ぶ棚の前に立つと…

山本里咲フィールドキャスター

「こちらの広告がいま変わりまして、ひと口で食べられるものの提案がされました」

さらに…

山本里咲フィールドキャスター

「おにぎりを手にとると、おにぎりに合うおそばの提案もされました」

客の性別や年代などの属性をAIが判別。その人に合った商品を広告として表示し、オススメしてくれるのです。

●「未来のコンビニ」リモート診察

こんなことも…

山本里咲フィールドキャスター

「今後、こちらのリモート接客の席が店舗に置かれる予定だということですが『ヘルスケア』という項目もあります。選択すると実際に医師の方とつないで、オンライン診断をしてくれるということなんですね」

コンビニで、医師の診察を受けることも可能に。

●「未来のコンビニ」フードロス対策

また、専用のアプリでスマホをレジの代わりに使い、買い物ができるということですが、実はここに、社会問題を解決するある仕組みが。

担当者

「普段買っているカレーパンにクーポンが届いている。店舗の在庫や商品の賞味期限のデータを持っているので、そこに合わせて、その方に応じた値引きをレコメンドすると」

購入履歴をもとに、その人に合った商品を在庫状況などに応じて値引きし、フードロス解決につなげたいといいます。

●「未来のコンビニ」災害対応の拠点

さらに、屋上に有事用のドローンを設置。災害などが発生した際、近隣の被害状況を確認するなど、コンビニが災害対応の拠点に。来年の春にできる都内の新店舗で実証実験を行い、拡大を目指していくとしています。

他のコンビニでもさまざまな取り組みが始まっていて、ファミリーマートは商品を持ってレジの前に立つだけで、商品が登録される無人決済の店舗を展開。

セブン-イレブンも商品を最短20分で自宅に届ける宅配サービス「7NOW」を活用した焼きたてピザを、テスト販売するなどしています。

時代とともにどう進化するのか。これからのコンビニに注目です。

(9月18日放送『news zero』より)