北海道の人気店、続々と東京進出 ジンギスカン、ベーカリーに連日大行列 共通点は?

AI要約

北海道の人気店が続々と東京に進出している理由について取材。

北海道ソウルフード、だるま、ペンギンベーカリーなど、北海道の味を東京でも楽しめる。

北海道産の食材や伝統的な味が東京でも人気を集めている。

北海道の人気店、続々と東京進出 ジンギスカン、ベーカリーに連日大行列 共通点は?

 今年に入って、北海道の人気店が続々と東京に進出しています。北海道で培った魅力をそのままに、東京で戦うワケを取材しました。

 濃厚なスープが縮れ麺によく絡むみそラーメンに、ぷりぷりのいくら丼。

 5月に東京・渋谷でオープンした海鮮居酒屋「北海道ソウルフード」は、北海道の味に特化していて、連日大盛況です。

 グルメ雑誌の元編集長が北海道でほれ込んだ味を集め、東京で開いたお店です。

北海道ソウルフード(アイ・スリー)

多田信幸代表取締役

「北海道には、まだまだこんなおいしいものがあるのかと知り、北海道の素晴らしさを全国に発信したいと思った」

 今年7月、東京・上野にオープンし、連日開店を待つ人が列をなす、札幌・ススキノの超有名店「だるま」。お目当ては、ジンギスカンです。

客(30代)

「食べやすいです。臭みもなくて」

 毎日仕入れている新鮮なマトンを、ジンギスカン用の鉄製の鍋で焼くスタイル。女将(おかみ)が仕込む秘伝のタレにつけて食べるジンギスカンは、これまで北海道でしか味わうことができませんでした。

 予約も殺到していて、来月末までに400件近く入っています。

成吉思汗 だるま4代目

金サブマネージャー

「本当に長年、お客様から東京に出してとか大阪、神戸にも(出店してと)言われてきたんですけど、今年70周年を迎えるということでその集大成として東京に(店を)出すと決めました」

 13日には、北海道生まれのベーカリーが東京でオープン初日を迎えました。

ペンギンベーカリー

佐々木晋次統括マネージャー

「(北海道産)小麦はうまみが違う。一般的な小麦と違い、食べると甘さが違う。小豆も風味が違う、うまみがやっぱり違う」

 コンテストで金賞を受賞したカレーパンやザンギが、熱々の状態で並べられます。

 午前9時すぎ、開店を待つ客の長蛇の列ができていました。

ペンギン

道本孝一常務取締役

「本日53店舗、初めて東京に進出するという、そういうチャンスを皆さんにいただきました」

 15分前倒ししてオープン。すると、店内は、トレイいっぱいにパンを載せる客であふれました。

北海道に住んでいた人

「札幌の中島公園の近くの(ペンギン)店舗によく買いに行っていた」

「東京初出店ということで来ました。食パンが特に好きです」

 大量のカレーパンとメロンパンをゲットした男性は、このように話します。

北海道に住んでいた人

「こんな買ったことないです」

「(昼食で)何個くらい食べられる?」

北海道に住んでいた人

「やっぱり3個くらいだろうな。(昼食で)3個いけそうです」

 合わせて24点、8000円以上のパンを購入しました。