万博桜島シャトル バス運転手180人の確保にめど 全国40社から出向で

AI要約

2025年大阪・関西万博の開催期間中、大阪市此花区の人工島・夢洲とJR桜島駅の間でシャトルバス運行が始まる。大阪シティバスと両備HDが20人の運転手を派遣。万博協会によれば、約180人の運転手確保に成功。

万博協会によると、シャトルバスは1日最大1万6千人を輸送する計画。100人不足問題を解決するため、40社が運転手を派遣。出向費用は万博の運営費から拠出。

桜島からのシャトルバスは万博協会が運営主体。他にも9路線のシャトルバス計画があり、民間のバス事業者が直接運営予定。

万博桜島シャトル バス運転手180人の確保にめど 全国40社から出向で

2025年大阪・関西万博の開催期間中に、会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)とJR桜島駅(同)の間を発着するシャトルバス運行で、大阪メトロ子会社の大阪シティバス(同市)は13日、貸し切りバスなどを運行する両備ホールディングス(HD、岡山市)から運転手20人に出向してもらうことで合意した。

万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によれば、今回の合意などにより、同駅からのシャトルバス運行に必要とされた約180人の運転手確保にめどがたったという。

万博協会は同駅からのシャトルバスで、1日最大1万6千人の来場者を輸送する計画。大阪シティバスを含む7社が、同駅からのバスを運行することで協会と契約しているが、今春には必要な運転手約180人のうち100人が足りない状況が明るみに出て、安定的な運行が危ぶまれていた。

万博協会幹部によれば、大阪シティバスを含む全国各地の40社が桜島からのシャトルバスに運転手を出向させる見通しとなり、180人の確保のめどがたった。正式に合意したのは、大阪シティバスと両備HDが初。

桜島からのシャトルバスは万博協会が運営主体のため、出向に関わる業務にかかった費用は万博の運営費から拠出する。主要駅からのシャトルバスはほかに9路線あり、それらは民間のバス事業者が直接運営する計画。