BMWからM4クーぺをさらに強化した究極のMモデル「M4 CS」が登場、日本導入はわずか40台限定
BMW M4 CSは、日本国内で40台限定で販売される特別なモデルであり、最高出力550psを発揮し、特別な軽量化や装備を持つ
M4 CSのエンジンやシャシの強化、特別な外観やインテリアのアイテムなど、レーシングシーンを思わせる要素が取り入れられている
個々の要素や仕様に加え、車両価格や限定販売台数、抽選販売についての詳細も述べられている
日本国内においては40台限定での販売となり、限定台数より注文数が上回った場合は、厳正な抽選を行い、10月以降に当選者に通知する。納車開始は11月以降を予定している。
BMW M4クーぺは、4シリーズクーぺをベースに、BMW M社が手がけたハイパフォーマンスモデル。
BMW M社が開発するMモデルには、サーキットでの本格的な走行を可能とした「Mハイパフォーマンスモデル」と、サーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めた「Mパフォーマンスモデル」があるが、 M4クーぺは、よりハードな「Mハイパフォーマンスモデル」に位置付けられる。
現在日本に導入されているM4クーぺは、エンジンパワーをノーマルモデルよりさらにアップさせたコンペティション仕様で、BMWが誇るインテリジェント4輪駆動システムM xDriveを組み合わせ、その圧倒的な運動性能で高い評価を受けている。
今回発表された「BMW M4 CS」は、日本仕様のBMW M4クーぺにあたる「M4 コンペティション M xDrive」をベースに、さらに約20kgの軽量化と約20psの出力向上を実現した特別なモデル。M4 CSの「CS」は「Competition Sport」の略だ。
ボディはボンネットにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用、さらに、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラー、リアスポイラー、ディフューザーなどにもCFRPが使われている。
エクステリアでは、イエローのデイライトランニングライトやレッドのアクセント、ブラックのカーボン素材が特別感を演出。インテリアには、センターマーク付きのMアルカンターラステアリング、Mカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソール、前席にMカーボンバケットシートなど、レーシングシーンを彷彿とさせるアイテムが追加されている。
3L 直6ツインターボエンジンは、ブーストアップなどのチューニングが施され、M4コンペティション M xDriveに比べ、最高出力は約20psアップの550psを発生。ボディの軽量化とあわせて、0→100km/h加速3.4秒を実現している。
パワーアップにあわせてシャシも強化され、路面追従性を向上させるためボールジョイント箇所を4カ所増加して14カ所とし、専用サスペンション、専用スタビライザー、Mカーボンセラミックブレーキを装備する。
「BMW M4 CS」の日本での販売台数は40台限定で、車両価格は2068万円。注文殺到が予想されるため、9月17日まで注文を受け付け、限定台数より注文数が上回った場合は抽選で購入者が決定される。
【限定車「BMW M4 CS」主要諸元】
●全長×全幅×全高:4801×1918×1399mm
●ホイールベース:2857mm
●車両重量:1760kg
●エンジン:直6DOHCツインターボ
●総排気量:2993cc
●最高出力:405kW(550ps)/6250rpm
●最大トルク:650Nm/2750-5950rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●タイヤ:F275/35ZR19、R285/30ZR20
●0→100km/h加速:3.4秒
●最高速:302km/h
●車両価格(税込):2068万円
※データはEU準拠