新札と旧札、どちらを使うか迷います…旧札を「残しておいた」場合、将来的に価値は上がるのでしょうか?

AI要約

新紙幣が発行された2024年7月に旧紙幣の入れ替えが行われ、手元に残っている場合の将来的な価値について解説。

旧紙幣の価値は古いものほどプレミアがつきやすく、アルファベット1桁台のものが高値で取引される傾向にある。

希少性の高い紙幣やエラー紙幣などが付加価値を高める要素として重要である。

新札と旧札、どちらを使うか迷います…旧札を「残しておいた」場合、将来的に価値は上がるのでしょうか?

2024年7月に新紙幣が発行され、紙幣の入れ替えが行われました。新紙幣が発行されたとはいえ、手元には旧紙幣ばかりという方もいるでしょう。紙幣の入れ替えが行われると気になるのは、旧紙幣を手元に残しておいた場合、将来的にどの程度価値が付くかどうかです。また、価値が付く場合、何年後にどの程度になるのかも気になるでしょう。

今回は、旧紙幣を手元に残していた場合、将来的にどの程度価値が付くかについて解説します。旧紙幣を手元に残しておこうか悩んでいる方は、参考にしてください。

実際、旧紙幣にどの程度の価値がつくのか、1965年1月4日に発行停止された2つ前の紙幣、旧々紙幣(表面に聖徳太子、裏面に法隆寺夢殿)の1000円券を例にみてみましょう。

ネットオークションサイトでの旧々紙幣1000円券の使用済み紙幣(並品)の取引相場は1500円~3000円程度です。旧々紙幣の1000円券には、紙幣の番号がアルファベット1桁台で始まるものと、2桁台で始まるものがあり、1桁台で始まるものの方が価値は高いとされています。

アルファベット1桁台と2桁台の違いは発行年度で、1桁台のものの方が先に発行されており古いです。そのため、取り扱う買い取り業者によっては明確に価値を分けている場合もあるそうです。

実際にオークションサイトを見てみると、アルファベット1桁台と2桁台では1桁台の方が高額で取引されているようです。一般的に紙幣は、発行年度の古いものほどプレミアがつきやすい傾向にあり、保存しておくのであれば、可能な限り発行年度の古いものを保存しておくといいでしょう。

また、アルファベットが2桁台であっても、新札であれば高値で取引されているものもあります。付加価値を高めたい場合は、少しでもいい状態で保管できるようにしましょう。

紙幣を保管して付加価値を得たいと考えるのであれば、付加価値が付きやすい紙幣の特徴をおさえておきましょう。

代表的なものとしては、エラー紙幣と呼ばれるものがあります。印刷の一部や絵柄がずれていたり、紙幣の角がカットされず余計な紙が残っていたりします。通常、これらのものは市場に出回る前に取り除かれるものであり、非常に価値が高いとされています。

そのほか、紙幣の番号にも注目しましょう。番号が、「111111」や「123456」などのゾロ目や、階段状になっているものも希少性が高いとされています。

自分の手元に希少性の高い紙幣がないか、財布を探してみましょう。また、身近に希少性の高い紙幣を持っている方がいれば、交換をお願いしてみるのもいいかもしれません。