上昇トレンド継続?横ばい?9/18満月(中秋の名月)【今週の日経平均を考える】

AI要約

先週の株式市場の動向を振り返ると、ダウが史上最高値を更新するなど上昇基調で推移していたが、エヌビディアの決算後にナスダックが下落し、日経平均株価も横ばいとなった。

週明けは9月2日が米国の祝日で市場は休みのため、日本市場は動きやすい一方通行が続く可能性がある。チャートを詳細に分析しつつ、動向を確認していく必要がある。

チャート分析では、移動平均線やトレンドライン、一目均衡表、ボリンジャーバンド、スローストキャスト、MACDなど様々な要素が示され、株価の動向や強弱を把握するために注目すべきポイントが提示されている。

上昇トレンド継続?横ばい?9/18満月(中秋の名月)【今週の日経平均を考える】

先週は、ダウは史上最高値更新となり、上昇の勢いが増して日経平均株価も上昇へと思えば、エヌビディアの決算後はナスダックが下げ、日経平均株価も横ばいの推移となりました。

週明けは上昇して始まる公算で、9月2日がレイバーデイの祝日で米国市場は休みとなっており、日本市場は月曜日火曜日が一方通行で動きやすいので、その点に注意して動向を確認していきましょう。

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、上向きで推移し、株価は5日線に触れながら上下を推移し週末入りしています。

25日線は、下向きで推移していましたが、金曜日に上向きに変化したことで、ここから上向きで上昇していけば、再度200日線とゴールデンクロスとなります。

75日線は、引き続き横ばいで推移しながら、徐々に上向きに変化してきています。

並び順は、75日5日25日で、下降トレンドの終わりとなっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万7358円処を推移しています。

トレンドライン

8月16日から、とても狭いレンジで右肩上がりにジリジリと上げてきました。

このレンジをいつ抜けるのかということが意識されます。

心理的節目の3万9000円から3万400円あたりが上昇の上限として意識されますが、ここを超えると4万1000円処の窓埋めも意識されてきます。

下は8月15日116日の窓埋めが意識されるところです。

一目均衡表

週末の8月30日に雲のねじれがあり、週明けは、どちらかに転換されるのか注目です。

基準線は下向き、転換線は上向きで乖離しています。

なかなかこのような乖離の位置関係はめずらしいことなので、この先の株価の動きに注目です。

遅行線は7月24日25日の窓を上にすり抜け、強気の上昇へと向かう勢いです。

雲は、日々線の上ですが、このまま横ばいを続けても9日あたりから雲の上に出る公算ですので、強いというシグナルとなります。

ボリンジャーバンド

収縮してきたバンドは週末に若干広がりを見せたことから、ここから+1σでの横ばいの動きを見せてくるのか確認していきましょう。

スローストキャスト

買われすぎゾーンへと入り、上へ張り付くような強さを見せての週末入りです。

ここからさらなる上昇を続けるのか、いつ、買われすぎゾーンを下に抜けるのかに注意しながら、どこまで上昇していけるのか見ていきましょう。

MACD

0ラインの上へ出て、上昇トレンドとしています。

ヒストグラムは徐々に弱くなっていましたが、週末にはまた上昇へ向かう位置にあります。

次回9月18日が満月(中秋の名月)、9月3日が新月です。

総合判断

パラボリックは引き続き上を目指しています。

ADXはトレンドがないことを示しています。

8月30日に7月以来久しぶりに75日線に触れ、週明け75日線を越えていけると、75日線が下支えしてくれて、さらなる上昇が見込めます。

25日線も上向きになり、今週中に5日線と75日線とのゴールデンクロスが完成して上を目指したいところです。

9月は下げのアノマリーがある月です。

上昇トレンドから一気に反転の可能性も視野に、しっかりチャートを確認しながら向き合っていきましょう。