「東京は車がなくても生活できる」とよく聞きます…実際に保有していない人はどのくらいいるのでしょうか?

AI要約

東京23区で車を保有していない人は63.1%であり、車がなくても困らないというイメージが広まっている。

車の保有率が低い理由として、交通網の充実や高額な駐車場代が挙げられる。

世帯年収が高いほど車の保有率が高まる傾向があり、お金に余裕があっても車を持たない人も一定数存在する。

「東京は車がなくても生活できる」とよく聞きます…実際に保有していない人はどのくらいいるのでしょうか?

東京は交通網が発達しているせいか、「車がなくても問題ない」「移動に困らない」というイメージを持つ人がいます。

一方公共交通が整っていない地域では、車が必須と感じる人も少なくないでしょう。

本記事では、東京における車の保有率について解説します。また東京で車を使いたい場合に便利なサービスもご紹介します。

株式会社イードが東京23区に住む15~79歳の男女1998名を対象に行ったアンケート調査によると、東京23区で車を保有していない人は「63.1%」に上りました。

東京23区における車の保有率が少ないと思われる理由はさまざまです。アンケートで「車を保有しない理由」として挙げられていた回答を表1にまとめました。

表1

出典:株式会社イード「MaaS受容性調査(3):東京23区で自家用車は必要ない?」を基に筆者作成

1位は「車がなくても困らないから」であり、やはり東京は電車やバスなどの交通網が発達していることが関係しているようです。ほかの交通手段で事足りるゆえに、車を使わないといけない場面が少ないのかもしれません。

また「都内は駐車場代が高い」といわれることもあり、駐車場確保にお金がかかることも保有率を下げている理由と考えられます。

同調査では、世帯年収別の車の保有率についても回答が得られました。内訳は表2の通りです。

表2

出典:株式会社イード「MaaS受容性調査(3):東京23区で自家用車は必要ない?」を基に筆者作成

アンケート結果を見ると、世帯年収が高いほど車の保有率が高いです。1000万円を超える年収がある世帯では、2人に1人が車を保有していると回答しています。

前述の駐車場事情など、維持費の金銭的な負担を考えたとき、年収が高い方が保有しやすい状況にあるのかもしれません。

とはいえ年収が1400万円を超えていても4割以上が保有していない点を見ると、「お金に余裕があるからといって車を保有しようと思うとは限らない」ともいえそうです。