パナソニック、皮脂汚れを簡単に落とせるドラム洗濯乾燥機を発売 花王と専用剤を共同開発
パナソニックと花王が共同開発した専用剤を使用し、予洗いが不要な洗濯乾燥機を発売する。
専用剤を使うことで、ワイシャツの皮脂汚れなどの落としにくい汚れも簡単に落とせるようになる。
パナソニックは新製品投入で国内シェア35%以上を目指している。
パナソニックは27日、花王と共同開発した専用剤を使って、従来は予洗いが必要だった皮脂汚れなどを簡単に落とせる機能を搭載した「ななめドラム洗濯乾燥機」など計7機種を10月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、税込みで27万円前後から40万円前後を想定。専用剤の「極ラク汚れはがし」は別売りになる。年間30万台の販売を目指す。
ワイシャツの首回りや袖口の蓄積した皮脂汚れなどは、予洗いやつけおきが必要となるため、家事の負担となっている。そこで両社は令和3年から専用剤の共同開発に乗り出した。
使い方は、まず専用剤を投入し、汚れを変質させて落としやすい状態にする。それから通常の洗剤を入れて汚れを落とす。「通常の洗剤を最適なタイミングで入れるのがポイントで、その動かし方を当社が開発した」(パナソニックくらしアプライアンス社商品企画部の久保和彦部長)。
パナソニックによると、同社はドラム洗濯乾燥機の国内シェアトップで、今年度は新製品の投入でシェア35%以上を目指している。