〔東京株式〕日経平均、小幅続落=半導体に売り(27日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価の前場の終値は小幅続落し、米ハイテク株下落により半導体関連株が売られた。一方、金融株や自動車株には買いが入り、TOPIXは上昇。

出来高は6億7281万株で、銘柄の23%が値下がりし、75%が値上がり。業種別株価指数では、電気機器や繊維製品が下落し、鉱業やパルプ・紙が上昇。

プライム市場では半導体銘柄の下落が目立ち、自動車や保険株が買われる中でTOPIXはプラス圏で推移。しかし、大きく買われる銘柄は少ない状況。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の前場の終値は前日比54円60銭安の3万8055円62銭と小幅続落。米ハイテク株下落を受けて値がさの半導体関連株が売られ、日経平均の上値を抑えた。一方、金融株や自動車株などには買いが入り、東証株価指数(TOPIX)は8.43ポイント高の2669.84となった。

 23%の銘柄が値下がりし、75%が値上がりした。出来高は6億7281万株、売買代金は1兆5505億円。

 業種別株価指数(33業種)は電気機器、繊維製品、サービス業などが下落。上昇は鉱業、パルプ・紙、保険業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高1億9646万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは小幅高。

 (10時10分)日経平均株価は小幅安でもみ合っている。引き続き、半導体や電子部品関連株の下落が日経平均の重しになっている。最近強さが目立っていたファーストリテ <9983> も上げ一服。円高が止まったことで自動車が反発し、米金利の上昇を背景に保険株も買われるなど、プライム市場銘柄の4分の3は値上がりしており、東証株価指数(TOPIX)はプラス圏で推移しているが、「大きく買われて目立つ業種や銘柄はあまりない。むしろ、半導体など下落銘柄の動きが目立つ」(大手証券)という。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比43円91銭安の3万8066円31銭で始まった。前日の米国市場の展開を引き継ぎ、半導体関連株などで売りが先行して日経平均の重しになっている。