いすゞ、自動運転ソフトの開発で米国スタートアップのアプライドと提携

AI要約

いすゞ自動車と米スタートアップのアプライド・インテュイションが5年間の提携を発表し、自動運転技術の開発に共同で取り組むことを決定した。

アプライドは自動運転ソフトウェアやシミュレーションツールを手がけ、24年に資金調達も行い、生成AIを活用した自動運転技術の高度化に取り組んでいる。

いすゞは日本での幹線輸送向けの自動運転技術の開発に焦点を当て、27年度のレベル4自動運転技術の事業開始に向けて着実な計画を進めている。

いすゞ、自動運転ソフトの開発で米国スタートアップのアプライドと提携

 いすゞ自動車は、自動運転ソフトウエアやシミュレーションツールを手掛ける米スタートアップのアプライド・インテュイションと提携すると発表した。最大5年間、「レベル4(特定条件下における完全自動運転)」トラックの開発などに共同で取り組む。

 アプライドは独アウディなどと自動運転システムを開発するほか、トヨタ自動車の子会社ウーブン・バイ・トヨタやスウェーデンのスカニアなどに自動運転シミュレーションツールを提供している。24年7月には新たに3億㌦(約430億円)超を資金調達した。生成AI(人工知能)も活用し、自動運転技術の高度化に取り組んでいる。

 いすゞとは、日本での幹線輸送向けの自動運転技術の開発に取り組む。いすゞの南真介社長は「27年度の自動運転レベル4の事業開始に向けて、計画は盤石かつ確実なものとなった」としている。