首位・広島に敗れ「連覇は絶望的」な阪神・岡田監督のレプリカユニが売れ行き好調なのはなぜ?

AI要約

阪神と広島の直接対決が終了し、連覇が困難な状況となった阪神。広島に残り試合数で負け越されており、逆転が難しい状況。

阪神ファンの間で岡田監督のグッズが売れており、品薄状態になっている。優勝を逃すと岡田監督が勇退する可能性が噂され、コレクターやファンがグッズを買う動きがある。

連覇への希望が薄れつつある阪神だが、ファンの支持は根強く、岡田監督に対する期待が高まっている。

首位・広島に敗れ「連覇は絶望的」な阪神・岡田監督のレプリカユニが売れ行き好調なのはなぜ?

 首位・広島との直接対決となるマツダスタジアムでの3連戦(8月24~26日)に挑んだ阪神。岡田彰布監督率いるタイガースはこの3連戦に負け越せば今季は「終戦」とも見られていたが、24日の2戦目を落として崖っぷちに立たされた。昨年は38年のぶりの日本一に輝き、連覇を目指していた阪神だが、苦境のなかでも売れている関連商品があるという。

 広島と阪神の5ゲーム差という数字はそれだけを見るとまだ望みもありそうだが、セ・リーグ球団のスコアラーはこう言う。

「残り試合が30を切ると、負け数を見ないといけない。広島は阪神より残り試合が7試合多いが、一方で阪神より負け数は8つも少ない。広島としては、この後の阪神との対戦を五分で終えれば、阪神より残り試合が多い分の7試合を全部負けても逃げ切れる。阪神の連覇は絶望的な状況とみられています」

 もちろん、2011年には8月末の時点で首位・ヤクルトに4ゲーム差をつけられていた中日が、逆転優勝したケースなどがある。スポーツ紙デスクが言う。

「今回の3連戦を終えると広島と阪神の直接対決は残り3試合。甲子園が2試合、マツダスタジアムが1試合と阪神のホームゲームのほうが多い。ただし、広島の残り33試合の開催地を見ると、勝率の高いマツダスタジアムで18試合を残しており、阪神にとっては厳しい」

 連覇が苦しくなったと見られている阪神だが、聖地・甲子園球場前の公式ショップ「ALPS」と「DUGOUT」では、ちょっとした変化が起きている。阪神ファンのひとりが言う。

「岡田(監督)はんのグッズが売れてとるんや。この時期になると在庫にならんようにレギュラー商品の製造はストップしとる。だから(岡田監督のグッズは)ほとんどが品切れ状態なんや」

 たしかに、野球観戦に欠かせないレプリカユニフォーム(8000円)を見ると、背番号80番の岡田監督は最も品薄状態になっている。今季は木浪聖也、森下翔太、大山悠輔、近本光司など14選手と岡田監督について、セ・リーグチャンピオンエンブレム付きのものが販売されているが、岡田監督はSSからXOまで6サイズのうちSS以外の5サイズが品切れ中。6サイズすべてが品切れ中なのは森下だけで、佐藤輝明、坂本誠志郎、大竹耕太郎、中野拓夢は全サイズ残っている。

 21選手と岡田監督について販売される選手フォトタオル(1800円)でも近本や森下、大山、佐藤とともに岡田監督のものが売り切れ中の11種類に含まれる。応援プリントフェイスタオル(1100円)も10選手と岡田監督のものが品切れ中だ。前出の阪神ファンが言う。

「連覇を逃したら岡田はんが勇退するんじゃないかという噂があって、それを惜しむファンやプレミアがつくんちゃうかと期待するコレクターがレプリカユニフォームやグッズを買うとるそうや。4カード連続負け越して広島と5ゲーム差になった甲子園での中日戦(8月18日)あたりから顕著になって、それを聞いたファンが甲子園での観戦に時に岡田はんのグッズを買っていると聞くで」