カレー煮込む時“フタ”するべき? メーカー推奨“正しい作り方”
カレーを作る際にはフタをしない方が良い。フタをするととろみがつきにくくなり、作り方の失敗を防ぐため。
カレーの水分量はパッケージの記載に従うべきであり、フタをすると水の蒸発量が少なくなり、とろみがつきにくくなる。
野菜を煮込む時からカレーの完成まで、一度もフタをするべきではない。
カレーを作る時、フタをするべきか、しないべきか。正しい作り方を教えてもらいました。
暑い夏、食べたくなるカレー。肉や野菜を炒め、煮込み、最後にルーを入れますが、作る時に鍋のフタはしていますか?
街の人(80代)
「時間かけて作りたいので、フタをします」
街の人(80代)
「フタします。野菜を煮る時ですね」
街の人(60代)
「(フタ)しません。時々、あくをとったりしたいので」
「フタをする」という人が多いようですが、メーカーおすすめの正しいカレーの作り方は、フタをするべきなのか、しないべきなのか。
カレールー販売大手・ハウス食品広報課の青木友香さんに教えてもらいました。
青木さん
「カレーを作る際に、フタをするかしないかは、カレーの水分量に関わることなので、とても重要」
フタをするか、しないかは、味が変わるだけではなく、実は別の理由もあるといいます。
メーカーおすすめの正しいカレーの作り方は、フタをするべきなのか、しないべきなのか。どっち?
野菜たっぷりカレーやカツカレー。スパイスの効いたカレーは夏におすすめです。
青木さん
「(パッケージの)材料に記載してある水分の量は、加熱した時の蒸発量を考慮して設定しています」
では、フタをして作ってみると…。
青木さん
「短時間で具材が柔らかくなるメリットもあるが、水の蒸発量が少なくなり、とろみがつかないこともある」
「フタをすると、とろみがつきにくくなる」。ということは…。
青木さん
「カレーを作る場合は、フタをせずに調理してください」
野菜を煮込む時からルーを入れた後も、ずっとフタをしない。カレーの作り方や分量は、フタをしないことを想定されているといいます。フタをしないのには、別の理由も…。
青木さん
「調理中のカレーの状態を目視で確認でき、ふきこぼれたり、焦がしたりするリスクを減らすことができる」
「カレーを作る時、鍋のフタをしない」。その理由は、とろみをつけるためと作り方の失敗を防ぐためです。
街の人(50代) 野菜煮込むまでフタする
「あー、なるほど。(説明を)よく見ないとダメですね。ちょっとフタを開けてみましょうかね」
実はカレーだけでなく、シチューやハヤシライスも、フタをしない想定で分量が決められています。
野菜を煮る時だけフタをしていたという人もいると思いますが、完成まで一度もフタをしない方が良いそうです。