マラソンデジタルが2.5億ドル相当のビットコイン追加購入、保有総数25,000BTC以上に

AI要約

米ナスダック上場のビットコインマイニング企業であるマラソン・デジタル・ホールディングス(MARA)が、転換優先社債の私募により資金調達を行い、2億4,900万ドルの現金で4,144BTCを追加購入。保有BTCを25,000BTC以上に増やした。

MARAは25億ドルの社債を発行し、3億ドルを調達。残りの収益はビットコイン取得や運転資金に充てると発表。

先月に1億ドル相当のビットコインを購入した際にはHODL方針を採用し、25,000BTCを保有。マイクロストラテジーに次ぐ世界2位のBTC保有企業。

マラソンデジタルが2.5億ドル相当のビットコイン追加購入、保有総数25,000BTC以上に

米ナスダック上場のビットコインマイニング企業であるマラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings:MARA)が、転換優先社債の私募による資金調達を完了し、それにより取得した現金約2億4,900万ドル(約370億円)にてビットコイン(BTC)を追加購入したことを8月14日発表した。

今回MARAが購入したのは約4,144BTC。1BTCあたりの購入金額は約59,500ドルとのこと。これにより同社は保有するビットコインを25,000BTC以上に増やしたという。

MARAは先日12日、2億5,000万ドル(約371億円)相当の転換優先社債を発行し、適格機関投資家向けに私募を行う予定を発表していた。同社債の初回購入者に対しては、総額3,750万ドル(約55億円)までの同社債追加購入のオプションを付与するとしていた。今回の社債販売では、3億ドルを調達したと発表されている。なお社債の満期日は、早期買戻しや償還、転換が行われない限り、2031年9月1日となる。

またMARAは、債券の売却による残りの純収益を、追加のビットコインの取得と、運転資金、戦略的買収、既存資産の拡大、負債およびその他の未払い債務の返済を含む一般的な企業目的に使用すると伝えている。

MARAは先月7月に1億ドル(約148.9億円)相当のビットコインを購入したことを発表。同社はこの際の発表にて、ビットコインの財務方針として完全なHODLアプローチを採用するとした。

ちなみにHODL(ホドル)とは、暗号資産を短期で売買せず、保持をし続けることを意味したネットスラングだ。HOLDのスペルミスと言われているが、後付けで「hold on for dear life(親愛なる人生のためにしがみつく)」とした意味がつけられたとされている。

なおMARAが保有する約25,000BTCは、上場企業としては世界で2位となるビットコイン保有量となっている。1位はマイクロストラテジー(MicroStrategy)で、その保有量は断トツの226,500BTCである。