ビール大手、3社増益 円安寄与、海外事業けん引

AI要約

4社のビール大手の2024年6月中間連結決算が発表され、全社とも増収増益を達成した。円安を追い風に国内外で好調なビール販売が続いており、サントリー、アサヒ、キリン、サッポロの収益は前年比で大幅に向上している。

サントリーは過去最高の926億円の純利益を記録し、アサヒも763億円の利益を達成した。キリンは純利益が前年比で78.9%増の572億円となり、サッポロも60億円の黒字を達成した。

海外事業の拡大や国内市場での好調な売り上げ推移が決算に反映され、各社の業績は順調に推移していることが報告されている。

 ビール大手4社の2024年6月中間連結決算が13日、出そろった。サントリーホールディングスとアサヒグループホールディングス、キリンホールディングスは純利益が前年同期に比べ増えた。サッポロホールディングスも純損益が黒字に転換した。円安を追い風に海外事業がけん引し、国内ビール販売も好調だった。売上高に当たる売上収益も全社が増加した。

 純利益はサントリーが前年同期比7.8%増の926億円で、中間決算として過去最高だった。アサヒは16.1%増の763億円で、日本や欧州の事業が堅調だった。

 キリンは78.9%増の572億円と大幅に増加した。サッポロの純損益は60億円の黒字だった。