型締め力1300トン級…東洋機械金属が開発、油圧式ダイカスト機の性能

AI要約

東洋機械金属は1300トンクラスの油圧式ダイカストマシン「BD―1300V7EX」を開発。幅広タイプのプラテンを搭載し、アキュムレーターを採用して射出性能を向上。

電動車向けのアルミダイカスト部品生産に採用見込み。xEV市場に対応している。

IoT機能をオプションで導入可能。組み立てから検査までを同社で行い、現地で組み立てることで立ち上げ時間を短縮。

東洋機械金属は型締め力1300トンクラスの油圧式ダイカストマシン「BD―1300V7EX」を開発した。金型を取り付けるプラテンの幅広タイプを標準搭載し、横長の金型に対応する。大容量アキュムレーター(蓄圧機)を採用し、射出性能を向上した。

軽量化や大型化が進む電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車(xEV)のアルミダイカスト部品などの生産向けに採用を見込む。

価格は非公表。東洋機械金属は型締め力125―1250トンのアルミダイカストマシンを「BD―V7EX」シリーズとして展開してきた。自動車向けを中心に、型締め力がより大きい装置の需要があると見て、シリーズ最大機種の展開を決めた。

既存のBD―V7EXシリーズと同様に、現場の生産性を向上する各種IoT(モノのインターネット)機能をオプションで導入できる。

マシンの組み立てから検査までを東洋機械金属で行うことも特徴。出荷時はユニット別に分割し、現地で組み立てる。これにより、マシンの立ち上げ時間を抑えられる。