「不安定な状況で利上げない」日銀副総裁が総裁発言修正 日経平均株価一時1100円高へ

AI要約

日本の株式市場が急変した7日、日銀副総裁の発言が影響を与えた。市場は一時1100円以上の値上がりを見せた。

市場は当初900円の急落も見せたが、内田副総裁の発言を受けてプラスに転じ、1200円の上昇も観測された。

内田副総裁は不安定状況での利上げに否定的な姿勢を示し、日本銀行の政策変更が株価の変動に影響したと認めた。

「不安定な状況で利上げない」日銀副総裁が総裁発言修正 日経平均株価一時1100円高へ

 7日、日銀の副総裁が講演会で「不安定な状況で利上げをすることはない」と言及し、日経平均株価は一時1100円以上の値上がりとなりました。

 乱高下が続く東京市場。7日も市場が開いた当初は、900円急落する場面がありました。

 その様相が一変したのは、午前10時半ごろのことです。

 プラスに転じると上昇の勢いは止まらず、上げ幅は1200円に迫る場面もありました。その理由は、日銀・内田眞一副総裁のこの発言からでした。

内田副総裁

「不安定な状況の時に利上げをすることはないと」

 政策金利を「0.25%程度」に引き上げた後も追加利上げがあり得るという、総裁の発言に対して否定的な姿勢を示しました。

 また、暴落の一因が日銀にあることを認めたのです。

内田副総裁

「日本銀行の政策変更に伴って、円安が修正された。このことが我が国の株価が他の国に比べても、より大きく下落ないし、変動した要因の一つとは思っております」

(「グッド!モーニング」2024年8月8日放送分より)