シンガポール大手銀DBSに初の女性CEO、グプタ氏は3月退任へ

AI要約

シンガポール銀行大手DBSグループのCEOピユシュ・グプタ氏が来年3月に退任し、後任に女性初のタン・スーシャン氏が就任することが発表された。

グプタ氏は14年間の在任期間中にアジア地域での事業拡大に貢献し、1000億シンガポールドルの時価総額を達成した。

タン氏は機関投資家向け銀行業務部門を率いる経験があり、2010年からDBSに在籍している。

シンガポール大手銀DBSに初の女性CEO、グプタ氏は3月退任へ

Roushni Nair Yantoultra Ngui

[7日 ロイター] - シンガポール銀行大手DBSグループは7日、ピユシュ・グプタ最高経営責任者(CEO、64)が来年3月に退任し、後任に機関投資家向け銀行業務部門を率いるタン・スーシャン氏(56)が就くと発表した。DBSのトップに女性が就任するのは初めて。

グプタ氏は3月28日に開かれる次の年次総会で退任する。タン氏は2010年にモルガン・スタンレーからDBSに移籍した。CEO就任まで副CEOを務める。

グプタ氏は14年間にわたりCEOを務め、アジアの銀行業界で強い影響力を持つだけに、後任人事が注目されていた。DBSはグプタ氏のCEO在任期間にインドや台湾で買収を進め、アジア地域で事業を拡大。今年5月にはシンガポールの上場企業として初めて時価総額が1000億シンガポールドルに達した。