米フリーポート、銅需要の堅調見込む 第2四半期は利益予想上回る

AI要約

米フリーポート・マクモランは銅の需要が堅調であるとの見通しを示し、第2・四半期の決算は予想を上回った。

同社は北米の生産性向上に注力し、2026年までの長期計画で銅生産量を増加させる予定であると述べた。

送電網や再生可能な発電技術に対する投資に支えられ、フリーポート・マクモランは銅の需要が伸び続けると見込んでいる。

[23日 ロイター] - 鉱山大手の米フリーポート・マクモランは23日、銅の需要は今後も堅調になるとの見通しを示した。第2・四半期決算は利益が予想を上回った。

第2・四半期の銅価格は、中国の不動産刺激策と予想を上回る鉱工業生産データにより上昇した。銅価格の値上がりが生産や販売の減少を相殺した。

キャスリーン・クアーク最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「北米の生産性向上に注力している。生産量を上げるための様々な指標を活用しており、転換点にあると感じている」と述べた。

長期計画については、新技術により、2026年には銅生産量が年間約3億─4億ポンド増加すると予想していると述べた。

送電網や再生可能な発電技術、インフラ、輸送への大規模投資に支えられ、「予見可能な将来」において銅の需要が伸び続けると見込んでいる。

第2・四半期の調整後1株当たり利益は0.46ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は0.38ドルだった。