まもなく日本に上陸! 全面改良したBMW新型「5シリーズツーリング」はどう進化? 同時に登場するEV「i5ツーリング」の実力とは

AI要約

2024年2月に世界初公開されたBMW新型「5シリーズツーリング」が日本でも販売開始予定

ツーリングは6世代目で全長や全幅が拡大、新型の装備やデザインを導入

ICEモデルとEVモデルのバリエーションがあり、広々した室内や高性能な走行性能も特徴

 2024年2月に世界初公開され、日本でも同時に販売が開始されたBMW新型「5シリーズツーリング」の実車が、まもなく日本で初公開される予定です。

 すべてが新しくなった5シリーズツーリングとはどんなクルマなのでしょうか。

 BMW5シリーズは、1972年の初代発売以来、7世代・半世紀以上親しまれてきたEセグメントのセダン/ステーションワゴンで、3シリーズと7シリーズの間という立ち位置になっています。

 1991年に、第3世代となる5シリーズに初めてツーリングが追加、以来すべての世代に登場しています。

 まもなく日本でも実車が初公開される予定の新型5シリーズツーリングは、2023年5月に世界初公開された第8世代「5シリーズセダン(G60型)」をベースにしたモデルで、5シリーズツーリングとしては6代目、G61型と呼ばれます。

 全長5060mm×全幅1900mm×全高1515mm、ホイールベースは2995mmと、全長は97mm、全幅で32mm、前向で17mm、ホイールベースで20mm、それぞれ拡大しているのが特徴です。

 エクステリアのデザインは、モダンなツイン・ヘッドライトとシャープなキドニーグリルが目を引きます。キドニーグリルは前方に突き出ており、オプションで光るグリル「アイコニックグロー・ライティング」を用意しています。

 インテリアには、BMWカーブドディスプレイを採用。12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成されています。

 iDriveは最新のBMWオペレーティングシステム8.5を採用。ホーム画面は運転席側にアイコンが縦に並んだデザインになります。またさまざまなデジタルコンテンツを提供、5シリーズセダンで初めて導入された車載ゲーム機能や、コントロールディスプレイでのビデオストリーミングなども可能となっています。これにより、充電中の待ち時間を車内でも有効にすることができます。

 ホイールベースを延長したことにより、室内は広々としています。荷室は通常時570リッターで、40:20:40の分割可倒式後席バックレストを倒すと最大1700リッターまで広がります。さらにラゲッジルームフロアの下の収納コンパートメントを用意、パーティションネットやカバー、充電ケーブルを収納することが可能です。

 パワートレインには、ICE(内燃機関モデル)のほかに電気自動車(EV)の「i5ツーリング」を用意。

 内燃機関モデルは48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した2リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載。最高出力197馬力・最大トルク400Nmを発生します。

 EVのi5ツーリングには2つのバリエーションが用意され、「i5 M60 xDriveツーリング」は601馬力を発生。Mローンチコントロールまたは Mスポーツブーストを使うと最大トルクは820Nmに増加、0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は230km/h(リミッター)というパフォーマンスを発揮します。

「i5 eDrive40ツーリング」はリアアクセルのみにモーターが配置され、340馬力・最大430Nmを発生します。0-100km/h加速は6.1秒となります。

 両モデルとも81.2kWhのバッテリーを搭載、i5 M60 xDriveツーリングは445kmから506km、i5 eDrive40ツーリングは483kmから560kmという航続距離(WLTP)となります。

 消費税込みの車両価格は以下のとおりです。

・523dツーリング xDrive エクスクルーシブ:890万円

・523dツーリング xDrive M Sport:960万円

・i5ツーリング eDrive40 エクセレンス:1040万円

・i5ツーリング eDrive40 M Sport:1040万円

・i5ツーリング M60 xDrive:1600万円

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 今後、プラグインハイブリッドの「530e/530e xDriveツーリング」、ディーゼルエンジン搭載の高性能モデル「540d xDriveツーリング:など、バリエーションも増える予定となっています。