FDA、コシノジュンコ氏のCA新制服「動いても安心なデザイン」

AI要約

フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は7月18日、客室乗務員の3代目となる新制服を発表した。ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が手掛け、着用開始は9月ごろになる見通し。今月23日で就航15周年を迎えることから、2013年以来11年ぶりにリニューアルする。

デザインのテーマは「洗練・新たな時代への変化・チャレンジ・飛躍」。時代の潮流を取り入れつつも、地方と地方を結ぶFDAの理念を踏まえたデザインだという。FDAのコーポレートカラー「ドリームレッド」にチャコールグレーを合わせ、コシノ氏が提唱する「対極の美」と、日本文化で好まれる「アンシンメトリー」を取り入れ、高品質と機能性を兼ね備えた制服を作り上げた。

新制服にはストールを採用するなど、これまでにない新しいアイテムでデザインを楽しめるようにした。カットソーはドリームレッドとチャコールグレーの2種類で尾翼をイメージし、ボトムスはスカートとパンツの2種類で、上下2種類ずつを基にジャケットやストールを合わせられるようにした。

FDA、コシノジュンコ氏のCA新制服「動いても安心なデザイン」

 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は7月18日、客室乗務員の3代目となる新制服を発表した。ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が手掛け、着用開始は9月ごろになる見通し。今月23日で就航15周年を迎えることから、2013年以来11年ぶりにリニューアルする。

 デザインのテーマは「洗練・新たな時代への変化・チャレンジ・飛躍」。時代の潮流を取り入れつつも、地方と地方を結ぶFDAの理念を踏まえたデザインだという。FDAのコーポレートカラー「ドリームレッド」にチャコールグレーを合わせ、コシノ氏が提唱する「対極の美」と、日本文化で好まれる「アンシンメトリー」を取り入れ、高品質と機能性を兼ね備えた制服を作り上げた。

 新制服にはストールを採用するなど、これまでにない新しいアイテムでデザインを楽しめるようにした。カットソーはドリームレッドとチャコールグレーの2種類で尾翼をイメージし、ボトムスはスカートとパンツの2種類で、上下2種類ずつを基にジャケットやストールを合わせられるようにした。

 素材は植物由来のポリエステル生地を採用してサステナビリティ(持続可能性)も重視した。また、襟(えり)付きエプロンも用意し、制服と一体感のあるデザインにしたという。

 県営名古屋空港の格納庫で開かれた発表会で、コシノ氏は「まず目に入るのは色。赤と黒は大変強く、黒だと強すぎる。品のある強さにした」とチャコールグレーを合わせた理由を説明。「ワンピースにも見えるがツーピースにした。やさしく印象的で、座ったり、ひざまずいたり、自分が気になるとサービスができない。機能性と動いても安心なデザインにした」と、仕事着としての制服の機能性と女性らしさを表現するデザインにした。

 航空会社の制服を手掛けたことについては「自分で手を挙げてできないものなので、うれしい」と喜んだ。今回の制服は、FDAのプロジェクトチームの社員10人が企画を進め、FDAの鈴木与平会長をはじめ役員はデザイナーの選考に一切タッチしなかったという。8社23案の中からコシノ氏のデザインが選ばれた。

 客室乗務員たちが新制服を披露する際、シルバーの10号機(エンブラエル175、登録記号JA10FJ)から登場した。FDAによると、お披露目に使う機体を選ぶ際、コシノ氏から10号機の指定があったという。

 前回2013年10月から着用を始めた2代目制服は、客室乗務員用とグランドスタッフ(地上旅客係員)用を同時にリニューアルした。FDAによると、グランドスタッフの制服も刷新するかを検討しているという。