ホンダ「シティ・カブリオレ」が超お手頃138万円で登場! ファッショナブルな4シーターオープン【今日は何の日?7月4日】

AI要約

1984年7月4日、ホンダが「シティ・カブリオレ」を発表。

シティはトールボーイと呼ばれる背高ノッポで人気を博し、広い室内空間を提供。

シティターボの登場により、走り好きからも支持を得て、シティの人気は絶頂期に達した。

ホンダ「シティ・カブリオレ」が超お手頃138万円で登場! ファッショナブルな4シーターオープン【今日は何の日?7月4日】

一年365日。毎日が何かの記念日である。本日7月4日は、背高ノッポの斬新なスタイリングで人気を獲得したホンダ「シティ」のオープンモデル「シティ・カプリオレ」が誕生した日だ。誰にでも手の届くお買い得価格で登場したコンパクトカーのオープンモデルは、限定されたユーザーだけでなく一般ユーザーにも注目され、オープンカーブームを巻き起こした。

TEXT:竹村 純(Jun TAKEMURA)

1984(昭和59)年7月4日、ホンダが“トールボーイ”の愛称で大ヒットした「シティ」のフルオープンモデル「シティ・カブリオレ」を発表(発売は8月1日)。オープンモデルの定番であるスポーツカーではなく、人気の4シーターコンパクトカーをオープンにした画期的なモデルである。

1981年10月、ホンダから斬新なスタイリングのシティがデビューした。“ワイド&ローのクルマがカッコいい”という常識を覆し、1570mmの全幅に対して1470mmの背高ノッポが特徴で“トールボーイ”と呼ばれた。

当時のホンダは、MM(マンマキシマム・メカミニマム:人間のための空間を最大に、メカニズムは最小限に)という設計思想に基づいてクルマづくりを推進。シティは、まさにそれを具現化したモデルだった。

ボディは、2ドアの2ボックスで、トールボーイの特徴を生かし圧倒的に広い室内空間を実現。パワートレインは、新開発の1.2L直4 SOHCのチューニング違い3種(61ps/63ps/67ps)のエンジンと、5速/4速MTおよびホンダマチックATの多彩な組み合わせが用意された。

トールボーイは、常識にとらわれない、新しモノ好きの若者から圧倒的な支持を得て大ヒットした。

絶好調のトールボーイだったが、一部の走り好きからはモアパワーという要望が散見された。走りは、標準以上のレベルにはあったが、早々と翌1982年にはホンダ初の「シティターボ」をラインナップに追加した。

排気量は1.2Lのままで、ターボと電子制御インジェクションによって、最高出力100PS/最大トルク15.0kgmを発生。これに5速MTを組み合わせて、その走りは2Lクラスと同等レベルだった。

さらに翌1983年には、前後フェンダーをプリスター化した通称“ブルドッグ”の「シティターボII」を投入。クラス初のインタークーラー付ターボは、最高出力110ps/最大トルク16.3kgmまでパワーアップ、多くの走り屋を魅了し、シティの人気は絶頂に達したのだ。