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おじさん涙…カーブド・ミュージック字面だけでもコーナー想像しちゃうぜ!! マツダファミリアとZ31のCM曲が激アツすぎた
久石譲氏が手がけたクルマCMの楽曲には、懐かしい夢が詰まっている。
1986年にリリースされた「CURVED MUSIC」は、クルマCMに使われた名曲が収録されたコンピレーションアルバムだ。
特に「GT-X」のCMで使用された楽曲「794 BDH」「THE WINTER REQUIEM」は印象的だ。
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テレビCMの世界はいわゆる「楽曲タイアップ」ありきが当たり前になっている。しかし、昔のクルマCMには夢があった。その映像を引き立てるのが素晴らしい楽曲の数々。な、なんと世界的にも有名な作曲家が手がけていたのだ。
文:高山正寛/写真:マツダ・日産
ネタばらしをすれば、その人の名は「久石譲」氏である。「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」に代表されるジブリ作品はもちろん「菊次郎の夏」など数々の映画音楽を手がけた作曲家だ。
1970年代から活躍する久石氏だが、実はアニメ音楽なども数多く手がける。筆者の勝手な好みだが「機甲創世記モスピーダ」というマニアックなアニメの音楽も手がけている。クルマに限定するわけではないが、久石氏はCMの楽曲も数多く手がけている。
その中で特にオススメしたいのが、1986年にリリースされた「CURVED MUSIC(カーブド・ミュージック)」だ。"カーブド"と聞くと、それだけでコーナリングを連想するのはクルマ好きの性(さが)だろうか(笑)。
このアルバムは久石氏が手がけたCM楽曲をまとめた、いわゆるコンピレーションアルバムだが、この中にクルマCMに使われた名曲が収録されている。
5代目(BD型)が歴代最高のヒットモデルとなったファミリアだが、その勢いを受けて、6代目(BF型)は当時のハイパワー競争やワイドバリエーション展開など受け、面白いモデルが数多く存在した。
特に1985年に追加された1.6LDOHCインタークーラーターボ+日本初のフルタイム4WDを搭載する「GT-X」は当時としては「全部入り」のスーパーマシンだった。
このCMに採用された久石氏の楽曲が「794 BDH」「THE WINTER REQUIEM」だ。
特に「794BDH」はアレンジ違いも含めて数バリエーションが作られオンエアされていたが、オンロードやウエット路面などを駆け抜けるファミリアの姿は今でも鮮烈に覚えている。