〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.53%高、独0.89%高(24日)

AI要約

欧州株式市場は週明け24日、軒並み上昇。銀行株や自動車株の買いが集まり、相場全体が押し上げられた。

英FTSE100は0.53%高で引け、ドイツのDAXやフランスのCAC40も上昇。20億ドル相当の自社株買いを発表した保険大手プルデンシャルが相場をけん引。

各指数で材料化学大手や自動車大手などが上昇する一方、通販大手や業務用ソフトウェア大手などが下落した。

 【ロンドン時事】週明け24日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比43.83ポイント(0.53%)高の8281.55で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.89%高、フランスCAC40種指数は1.03%高、ストックス欧州600種指数は0.73%高だった。

 銀行株を中心に買いが集まり、相場全体を押し上げた。欧州連合(EU)と中国が電気自動車(EV)への関税措置を巡り協議することで合意したと伝わり、自動車株も値を上げた。

 FTSEの構成銘柄では、20億ドル相当の自社株買いを発表した保険大手プルデンシャルが7.32%高と相場をけん引。小売り大手フレイザーズ・グループは3.85%高、高級衣料のバーバリーも3.35%高と買われた。一方、住宅大手バークリー・グループは2.07%安、会計ソフト大手セージは1.34%安、送電大手ナショナル・グリッドは1.11%安。

 DAXでは、素材化学大手コベストロが5.66%高と上昇率トップだったほか、自動車大手BMWは2.93%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーも2.90%高と上げた。ほぼ全面高の展開で、下げたのは通販大手ザランド(3.82%安)、業務用ソフトウエア大手SAP(0.83%安)、エネルギー大手イーオン(0.02%安)の3銘柄のみだった。